- 障害を持つ人でも長期間働くことはできるのですか?
- 発達障害のある人が仕事を続けるためにはどんなサポートが必要ですか?
- 障害者が職場で成功するために企業はどんな配慮をするべきですか?
「一ヶ月も仕事を続けることはできないだろう。」
そう言われた発達障害の男性が仕事を引退します。仕事を始めて28年が経ちました。
54歳のショーン・コンドンは、英ウェールズのバス会社での清掃の仕事を30年近く行ってきました。
「引退するのは楽しみです。
仲間たちと離れるのはとてもさみしいですが、
これからは、母親と一緒に過ごすことを楽しみにしています。」
ショーンの母親、ダフィンは、学習などに困難をかかえる人たちにとっての仕事の重要性を多くの人に知ってもらいたいと、ショーンが仕事を始めてから3年がたった1991年に地元の新聞社に連絡をとりました。
ショーンの退職が近づいて、再び新聞社に連絡をとってくれたことに、編集者のニコール・ガーノンは素晴らしいことだと語っています。
母親のダフィンは、今回のショーンの引退についての記事が、障害のある人たちへの嫌がらせをなくすことにつながってほしいと、その望みを語っています。
「ショーンはあなたや、私と変わるところはありません。
ただ、発達障害があるというだけなんです。
ショーンはまわりの人たちから、仕事は1ヶ月も続かないだろうと言われていました。
しかし、仕事をやめるのは28年も経ってからでした。
ショーンは、仕事では幸運でした。
しかし、他の人もそうであるとはいえません。
このニュースが、障害の人に対する偏見をなくすことに役立って欲しいと願っています。」
「人を雇用する人には、ショーンがそうしてきたように、
困難をかかえている人が、できることを証明する機会がもてるように、チャンスをあたえてほしいです。」
仕事を始めたころは、ショーンは人と付き合うことができませんでした。しかし数年経つと仕事を楽しく行うようになって、人生にとって大きなものになっていったと、仲間の同僚たちは語ります。
そして、ショーンが引退することに寂しさを感じていました。
(出典・画像:英INDEPENDENT)
長い間お疲れ様でした!
こちらも本当に勇気を頂きます。ご苦労はたくさんあったはずです。勝手ながら、そんなシーンも想像してしまいます。
福祉作業所様に訪問をすると、清掃作業をされているご利用者さんをよくお見かけします。
みんながみんな、まじめではないと思いますが、まじめに一生懸命お仕事をされています。
よく挨拶もしていただけます。そんな機会があるたびに、私は学ぶべきことや勇気を頂いています。
オーストラリアのレストランでは夢が羽ばたいた
(チャーリー)