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「共感覚」のシンガーは色を塗って曲を作る

time 2017/04/21

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

「共感覚」のシンガーは色を塗って曲を作る
  • 特別な感覚を持って生活することは、どのような体験なのだろうか?
  • 共感覚とは、他の感覚とどのように関連しているのか?
  • 発達障害の人が持つ感覚の違いは、どのような影響を与える可能性があるのか?

特別な感覚をもっているために、ニュージーランドのシンガーソングライター、ロードは私たちよりも鮮やかに音楽を体験しています。
他のアーティストと同じように、それでヒット曲を作っているのです。
「共感覚」は、ある刺激に対して他の感覚も一緒に感じる知覚現象です。
ロードの場合は、音を聴くと色が浮かびます。
音の高さが異なると、色も変わります。
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ヒットメーカーのロードはインタビューで、曲作りはそれぞれのテーマにあわせて色付けをしていくことと答えています。
「私は作曲を始めた瞬間から、曲の終わりまでがわかります。
どんなに遠くて、先が霧で見えない状態であっても。
私の作曲は、見ているものを音にするだけです。」
Twitterでは、ロードの最新ヒット曲となった「グリーン・ライト」の制作に力を入れていることを語っていました。
「セッションをしている間に、私の共感覚が響きました。
この曲は、高校の頃、そして最近の記憶イメージで作ったものです。」
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ロードが、共感覚を生かした初めてのアーティストというわけでは全くありません。
他にも、ビリー・ジョエル、スティービー・ワンダー、ファレル・ウィリアムズたちがいます。
サイエンティフィック・アメリカンによると、共感覚が現れる人の割合は2万人のうち一人とされています。
ビジュアルアーティスト、小説家などの人たちで見ると、その割合はより高くなります。
そして、発達障害の人も共感覚をもつ割合は高くなっています。

(出典:ニュージーランドNewshub.)(画像:pixabay
うちの子どもも、自分と同じものを見たり、聞いたりしていても、違うように感じているような気がするときがあります。
また何もないところを見て笑ったりしていると、自分には見えない何かが見えているのかもしれない。
とも思ったりします。
思うというか正直、期待です。
実はまわりの人が気づいていないだけで、秘めた能力があったのだ!
そんな能力はなく、ヒット曲も作れなくても、楽しく過ごしてくれていればそれでうれしいです。
 
発達障害の方の感覚の違いから起きていることがあります。
発達障害の人の多くが奇妙な体験をしている

(チャーリー)

 


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