- 子育て中に孤独を感じることはある?
- 知らない人たちの社会に直面するとき、どんな気持ちになる?
- 発達障害について他の人にどう伝える?
発達障害の子の子育てでは、しばしば孤独を感じます。
発達障害の子について知らない人たちの社会に直面し、行き場のない気持ちになります。
ヘイリー・グッドフェローとスペンサー・スタンプはこれにうまく向き合おうとしています。
発達障害の子がかかえる困難について多くの人に知ってもらうために、二人の親は自分たちの話を伝えることにしました。
ヘイリーは36歳。息子のアシュトンは7歳の時に発達障害と診断をされました。
この診断には長い時間がかかりました。
「息子がそう診断をされるまでは、発達障害について理解ができていたとは思いません。
Facebookでアドバイスになりそうな情報をよく探しました。
他にはこれほどはありませんでした。」
「息子は落ち着きがなく、そしてそれが治りませんでした。学校でそうだったのです。
よくパニックになっていました。」
「息子が3歳のころ、しばらく預けなければなりませんでした。
その時に3人目の息子を妊娠していたためです。
預けた先では、息子は子供と一緒に時間を過ごすことはなく、大人と話をしているということでした。」
「コンピュータについては得意でした。
その頃にオークションサイトで勝手にiMacを買った時には驚きましたが。」
アシュトンは今は9歳です。
最終的には小児科医により、感覚障害と発達障害と診断をされました。
「そう診断されてとてもつらく、息子についてとても心配になりました。
息子が躁状態になったりうつ状態になったりすると、本当に心が折れました。
そうならないようしたいのですが、そうなる息子も好きなのです。
小児科医からは、息子が年を取るにつれ、不安になり落ち込むようになるだろうと聞いています。」
ヘイリーは息子や他の発達障害の子どもたちのために、毎月ゲームナイトをゲーム店で行っています。
「発達障害の子をもつ親たちと話をしつづけて、これをすることを決めたんです。
私の息子はマインクラフトのようなオンラインゲームが大好きです。
しかし、オンラインで一人でゲームをするのは安全ではありません。
そこでゲーム店を経営していて、発達障害の息子がいるスペンサーと発達障害の子どもたちのためにゲームナイトができないかと考えました。
スペンサーはすばらしいアイデアだと賛同してくれました。そして、発達障害についての問題を啓蒙する機会になるとも考えました。
本当に素晴らしいと思いました。親たちも来て、お茶をして話をする機会にもするのです。」
「今までは息子のアシュトンが話をしても、何を言っているのか子どもたちは理解ができませんでした。
ここでは同じ問題をかかえる子どもたちが一緒なので、友だちができます。」
スペンサーは44歳。8歳の息子のマイケルが4年前に発達障害と診断をされました。
ゲームナイトは、マイケルのような子供たちを助けることができると考えています。
「ゲームナイトはとてもうまくいっています。子供たちはとても楽しんでいます。
共通することが多いので、子どもたちが仲良くなれるチャンスがあります。
子どもたちの殻を破ってくれるのです。
子どもたちはゲームナイトが大好きです。みんながお互いに話すようになります。」
「親たちにとっても発達障害は大変です。
今は、ネガティブに思うことも少なくなってきました。」
(出典・画像:英Chelmsford Weekly News)
ゲームばかりしてしまう。という問題もありますが、
ゲームでつながれるというよいことも当然にあります。
こちらのゲーム店でも、ゲームナイトを開いています。
発達障害の家族が楽しめるレトロゲーム店
(チャーリー)