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本物のエレキギターをもらって、エアギターを演奏することで知られていた彼は、にこやかに演奏をしています。
41歳のスティーブン・ストウトは高機能自閉症です。
母親と二人で住んでいます。
この6年間、家のそばでスティーブンはエアギターやプラスチックのおもちゃのギターを演奏しています。
「自分のギターを演奏するのが好きなんです。ときどきは声を出して歌ってもいます。
みんなに見られています。
ブロードウェイに言った時にも、みんなが喜んで見てくれていました。」
そう、スティーブンの母親は言います。
近くに住むリッキー・ナバレットもスティーブンのパフォーマンスを楽しんでいる一人です。
「雨の日でも関係ありません。
車でそばを通ると、スティーブンが演奏しているのがわかります。
本当にコンサートのようですよ。」
約5年間、ナバレットもスティーブンの演奏を見てきました。
「仕事で嫌なことがあっても、車でそばを通ると、自分もそうなってしまうような笑顔をスティーブンは見せてくれます。
とても幸せそうなんです。
そうして、自分の顔も笑顔になっています。」
これが、ナバレットがスティーブンにエレキギターを買って、贈ろうと思った理由です。
ナバレットは本物のギターを贈って、スティーブンをびっくりさせました。
次の日には、スティーブンは新しい本物のエレキギターで演奏をしていました。
スティーブンは新しいこのギターを使うつもりですが、重いので少しの時間だけだと語りました。
息子へのナバレットの優しさに感謝をしていると母親は語ります。
「スティーブンは学校に通っていました。学校の友だちの話ではスティーブンは何も欲しがらなかったそうです。
偉い子です。
息子は今とても音楽を楽しんでいます。本当に感謝をしています。」
ナバレットは何もお返しはいらないと言います。
そうではなくて、スティーブンへの投資だと言います。
「私は、このあたりで最高のコンサートの最前列のチケットを手に入れたんです。」
スティーブンは外で演奏をしているときに、消防車や配達の車が通るのを見るのも楽しいと語っています。
(出典・画像:米KSNT)
いつも心の中で感謝をしている見知らぬ人がいても、なかなか行動をおこすまではありません。
行動したいものです。
「最高のコンサートの最前列のチケットを手に入れたんです。」
なんと、気の利いたセリフでしょう。かっこいい。
ダンスをすることで、人気になっている方もいます。
道行く人を楽しませるバス停のダンサー
(チャーリー)