- 発達障害の子供や大人が仕事に就くためにはどうしたらいいですか?
- 学校での経験がどのようにして将来の就職に役立つのですか?
- 発達障害の人が仕事を学ぶ場を見つけるにはどうすれば良いですか?
以前は教室から走り逃げていた発達障害の生徒が、今はヘアメイクに一生懸命取り組んでいます。
エミー・エリスは16歳。
発達障害の子のための英LVSハソックス学校を卒業したあとは、美容師になりたいと考えています。
エミーは、学校で学んでいるだけでなく、ショッピングセンターにあるヘアーエッセンシャル美容室でも学んでいます。
調査によれば、発達障害の成人の16%しかフルタイムの仕事に就けていません。
学校もエミーもそれを改善したいと思っています。
エミーは、先生に手伝ってもらってヘアエッセンシャル美容室へ、そこで仕事の経験をさせてもらえないかお願いする手紙を書きました。
良い返事をもらって、エミーは毎週、レベッカ・マンリーのアシススタントとして美容師の仕事を学んでいます。
エミーは、洗髪、ヘアカット、パーマなどの技術を得ようとしています。
将来、美容師として独り立ちするのに必要なものです。
「4年前に、LVSハソックス学校に入りました。その時は授業を聞いていられなくて、逃げ出していました。
今は、きちんとすべての授業を受けています。
私は美容師になりたいので、この学校に入って、とてもよかったと思います。」
ヘアーエッセンシャル美容室で、エミーへの指導をしたアビガル・エルキンスが言います。
「エミーがここに、仕事を学ぼうと来た時には、とても内気でした。
しかし、今はとても活発になりました。
エミーは、人形の髪の毛をまっすぐにするのを学ぶことから始まって、どんどん出来ることが増えてきました。
人とのコミュニケーションも出来るようになってきました。もっと仕事も楽しくなるはずです。」
学校で学んだこと、得た資格、働いた経験が、全員が進学したり就職したりした2016年の8人の卒業生たちや、ライアン・ポープと同じように、自分を助けてくれるとエミーは希望を持っています。
この学校では、ライアンには持っている資格が活かせるようにと、仕出しの仕事を経験させました。
卒業するとライアンは飲食業の企業での見習いの仕事につき、2015年にはその企業でヤングシェフ賞を授賞するまでになりました。
英LVS Hassocks
(出典・画像:英The Argus)
実際の場所で、学べる、働いてみる機会が得られるのは、大きなメリットがありますよね。
このように寛容な受け入れ先があることに関心します。
どんどん羽ばたいて行って頂きたいです。
きっと、こんな存在の美容師さんにもなってくれると思います。
発達障害の子どもをこころよく迎える理髪店
(チャーリー)