- 病院での治療中に子どもの不安や恐怖を和らげる方法はありますか?
- 病院の環境でどのようにして発達障害を持つ子どもたちがリラックスすることができますか?
- 病院でのストレスを減らす新しい技術や装置について教えてください。
カムデン・ダプルは発達障害です。
これまでの11年間の多くを病院で過ごしています。
「過去3年の間、病院にいることのほうが多くありました。」
母親のジェニファーがそう言います。
カムデンも理解しているのですが、刺激を与える訓練をする必要があります。
しかし、それを怖がってしまうと母親が言います。
「心が折れます。時には20回もつつく必要があるのです。」
しかし、カムデンのような患者を助けるための新しい装置が、院内でのストレスを減らし、気晴らしをしてくれます。
ビニーという、その新しい装置は米ルイジアナ州のオーケストラ子ども病院に設置されています。
この地域では初めてのことです。
その装置は、ランプがついて、色とりどりの泡が見え、音やアニメーションもあります。
この装置は決まった順序で、子どもたちをリラックスさせます。
「心臓の手術を行った子どもたちが過ごす部屋にもこれはとてもよいものです。
これでリラックスができ、痛みをともなう治療もやわらげてくれます。」
オーケストラ子ども病院のティンスレー・サマーが言います。
子どもたちがこの装置を操作することもできます。
リモコンやボールを握って、水の色変えたり、泡の流れを変えることができます。
ボタンを押すことができない子どもたちは、ボールで操作ができます。
操作をしないでただ見ていても楽しいものです。
「操作をしなくてもかまいません。リラックスできる光景を目にすることができます。」
カムデンが今度この子ども病院に来るときには、この装置のリモコンやボールを手にしながら、突かれる訓練を行うことになります。
この装置は、ここニューオーリンズ地区のファストフードチェーンのスムージー・キングにより寄附されました。
スムージー・キングはこう声明しています。
「スムージー・キングの使命は、すべての人々に健康で活発になるような刺激的なライフスタイルを提供することです。
この装置はオーケストラ子ども病院の患者であるすべての子どもたちにメリットがあると考えられ、実際にメリットがありました。
このような支援を行うことは、私たちの大きな誇りになるものです。」
(出典・画像:米WDSU)
子どもの不安、恐怖を軽減してくれる技術、装置は本当に助かるものです。
特に必要となる場所にはどんどん普及して頂きたいですね。
VRで不安を克服しようという取り組みもはじまりました。
VRで発達障害児の不安恐怖の克服を助ける
(チャーリー)