- 開放的な飾りを残す理由は何だろうか?
- なぜバークはこのお店に一年中来るんだろう?
- お店のオーナーはなぜ電車模型を販売して、売上を寄付することにしたのだろう?
多くの人は、クリスマスに取り付けた飾りをすでにとってしまったか、とろうとしているはずです。
しかし、一年中飾りを続けている酒屋さんがあります。
一人の少年を喜ばせるためです。
米ボルチモア州にあるパイン・ハースト・ワインショップは、外につけていた飾りは取り外しましたが、中にある飾りは一年中そのままです。
「大変ですが、ずっとここに飾っています。」
このお店のゴードン・マクナムラは言います。
「このGゲージの大きさの鉄道模型は、バーク急行列車と呼んでいます。
それは、お店によく来てくれる11歳の少年、バーク・マニュアルから名付けたものです。」
バークは発達障害です。
一年中、家族といっしょにこのお店に来ます。
外にあったこの電車の模型がなくなったら、と考えて悲しくなっていました。
外に置いておくのも春先までと思うと、取り乱すこともありました。
「シーズン中に、お客様に楽しんでもらえるだけではなく、シーズンを過ぎてもバークはここに来て楽しんでいるので、私たちは悩みました。」
バークの母は、この電車の模型が片付けられるとつらい状況になったと言います。
「片付けられてしまう日が来ることを心配していました。バークにはとても悲しいことだからです。」
しかし、このお店のオーナーは、バークがつらくならないようにしました。
線路を店内にも設置して、スイッチをつけて、バークが動かせるようにしました。
今は、電車の模型も販売しています。
電車模型の売上は100%、発達障害者支援団体に寄附されます。
「電車模型を店内で走らせられるようにしました。
写真を貼り、絵を書き、書いて頂いたメッセージも置いてあります。
いつでも、一年中、電車模型を走らせることができます。」
バークの父は、息子ほど幸せ者はいないと言います。
「息子は、お店の人たちが大好きです。
息子は電車が大好きです。ずっと喜んでいます。」
バークの姉も同じく喜んでいます。
「まるで催眠術にでもかかったように、バークはずっと電車模型を見ています。本当にうれしいんだと思います。」
(出典・画像:米WBALTV)
結果的には多くの子供たちや家族に喜ばれていると思いますが、一人の少年のために対応した姿勢には、本当に心温まります。
家族は、一生のお客さんにもなったと思います。
本当の電車を使った活動もあります。
発達障害の子どもたちへの地下鉄プログラム
(チャーリー)