- 発達障害の子どもが高校を卒業した後にどのようにサポートを受けられるのか?
- 発達障害の人でも職場でうまくやっていける方法はあるのか?
- 発達障害のある子どもを持つ親が、子どもが自立するための具体的な訓練方法について知るにはどうすれば良いか?
ギフトショップで、花を触っているときには、18歳のヤコブ・チャンバーの発達障害は消えたように見えます。
ヤコブはオーティズム・アベニュー・フラワー&ギフトショップにいます。
「お店の人は僕が立派になるのを手伝ってくれます。
僕の頭を良くしてくれます。」
お花、スカーフ、おもちゃ、子ども向けの本、ギフトなどを販売しながら、ここではインデペンデント・リビング・リソース・センターの人たちが発達障害の人の訓練に行っています。
学校で教師、発達障害児のコンサルタントを数年務めた後、コニー・エバートがこの取り組みを始めました。
「私は輝くような素晴らしい子どもたちが、谷間に落ちていってしまうのを見てきました。」
学校でよくやっていた子どもたちが、高校を卒業すると、サポートがなくなってしまう谷間に落ちていってしまうのです。
そのために、たくさんの親たちが仕事を辞めて、子どもたちが生活をしていけるように面倒を見ているとコニーが言います。
発達障害の人はお店のスタッフと一緒に働きます。
走って、何度もレジのところに行って、お客さんの対応をします。
ここまで来ると訓練の最終段階です。
これはお店で販売の仕事ができるようになるためだけのものではありません。
さらに進学をするのにも役立ちます。
最初のうちは、お店の人たちはもっと簡単なことを教えているといいます。
「僕は他の人よりも、ものごとをするのに時間がかかります。
僕はまわりとのやりとりが得意ではありません。
多くの人と一緒にいるとトラブルを起こしてしまったり、皮肉などを言われてもそれがわかりません。
発達障害がない人は、自転車に乗るように簡単にまわりの人とうまくやりますが、僕には考えることがたくさんありすぎて難しいのです。」
そうヤコブが言います。
ヤコブは、よい性格の謙虚な人だとコニーは言います。
ヤコブは学校ではバンドを組んでギターを弾いています。
「本当に、彼は輝いているんです。」
このお店で、週に数時間、ヤコブはお店のスタッフと一緒に行動します。
話したり、お客さん対応をしたり、在庫の管理の仕方やお店でのたくさんの仕事を習っていきます。
そしてついに、ヤコブはレジでの仕事をお願いされ、在庫の管理や他の仕事も。
お店の人たちは、実体験と協働することで彼を成長させようとしているのです。
発達障害のヤコブが語ります。
「お店の人たちは友だちです。
お店の人たちは、学校にいるカウンセラーや先生のようです。
ただ、先生よりもたくさん自分のことを話せます。
僕はもっとできるんだということを教えてくれました。
僕をもっと幸せな人にしてくれます。」
(出典・画像:米KANSAS)
実際の場所で、実際の体験を一緒にして学ぶ。
本当に役立ちそうです。
卒業後にサポートがなくなる問題は深刻です。
こちらの方も自転車でそれを乗り越えることができるように支援活動をしています。
自転車の再生で発達障害者の就業機会を作る
(チャーリー)