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自閉症の人と警察の円滑な交流を目指す「青い封筒プログラム」

time 2024/10/04

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

自閉症の人と警察の円滑な交流を目指す「青い封筒プログラム」
  • 自閉症や発達障害を持つ人が警察からの接触に不安を感じる理由は何か?
  • 警察と障がいを持つ人々とのコミュニケーションを改善するためにどのような具体的取り組みが必要か?
  • このプログラムが障がいを持つ人々の生活にどのような影響を与えるだろうか?

警察官が「守り、仕える」ためには、彼らが活動する地域の人々を理解することが欠かせません。
米ニューヨーク州北部のある郡では、障がいを持つ人々との交流を改善するための新しいプログラムが導入されます。

「私たちは、安全で、誰もが受け入れられ、支え合うコミュニティを築くことを信じています」

そう、ブルーム郡保安官のフレデリック・アクシャーは話します。
アクシャーは、ニューヨーク州では初となる、警察と自閉症を持つ人々との良好な交流を目指した取り組みを発表しました。

「警察に止められると誰でも不安になったり、緊張したりします。
自閉症の人やその家族にとっては、その状況やパトカーのライト、サイレン、無線の音などが、さらに大きな問題を引き起こすことがあります」

「ブルー・エンベロープ・プログラム」は、自閉症を持つ人やその家族が参加できる取り組みで、青い封筒、説明カード、車に貼るステッカーが配布されます。

「ステッカーは、運転者や乗客が自閉症であることを警察官に知らせ、交流がスムーズに進むために特別なサポートが必要な場合があることを示します」

封筒の外側には、運転者への指示が書かれており、例えば「手をハンドルの上に置いておく」や「警察官が車内に懐中電灯を向ける可能性がある」といった内容が記されています。
また、警察官向けには「要求を簡単にする」などの指示が書かれています。

「運転者はその封筒を警察官に渡すだけで、封筒の中には運転免許証や車両登録証、保険証、緊急連絡先が入っていることもあります」

毎年2000人以上の障がいを持つ人々を支援している団体「ACHIEVE」の関係者は、このプログラムが重要なメッセージを届ける手助けになると述べています。
ACHIEVEのCEO、エイミー・ハワードはこう言います。

「このようなプログラムは、私たちが支援している多くの人々にとって、革新的なサポートとなるでしょう」

アクシャーは、このプログラムは自閉症に限らず、発達障害や知的障害を持つ人々にも対象を広げていると説明しています。
このプログラムは、警察と障がいを持つ人々との間の交流をよりスムーズにし、不安や誤解を減らすことを目指した取り組みです。

(出典・画像:米SPECTRUM NEWS1

守ってくれる存在が恐怖となるような誤解が生じないよう、こうした取り組みが世界に広がってほしいと思います。

自閉症の人たちが警察のボディカメラ映像の分析や編集で活躍

(チャーリー)


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