- 自閉症の子どもが家族や周囲の人々にどのような困難をもたらす可能性があるのか?
- 自閉症の子どもが逃走する際、どのような対策が有効なのか?
- このような事態を未然に防ぐために、地域社会や行政がどのような支援を提供できるのか?
祖母の懇願の後、米ニュージャージー州ワシントンタウンシップにある道路標識が、その地域に住む自閉症の子どもたちに気をつけるよう運転手に警告しています。
ヴァレリー・ナイスナーの6歳の孫、ジョナサンは、特別な鍵がついているにもかかわらず、最近家を一人で抜け出しました。
ジョナサンは、交通の多い部分に向かって走りました。
ふだん、運転手たちはここをスピードを出して走っていますが、そのときは幸運にも車が止まりました。
「孫が道に向かっていくのを見て、私の心臓は胸から飛び出しそうでした。
私は孫の後を追いかけて。
車は止まってくれました。
もし止まらなかったら、ジョナサンは轢かれてしまったはずです」
ジョナサンは自閉症をかかえていて、ときどき家から突然逃走してしまいます。
「孫は走り出したら止まりません」
ヴァレリーは、運転手にスピードを落とすよう警告する道路標識を設置してほしいと連絡をしました。
設置された道路標識には大文字で「注意」と書かれ、「自閉症の子どもがこの地域にいます」と続きます。
「自閉症の子ども、聴覚障害の子どもなどに注意して、スピードを落として走ってほしいのです」
この道路標識が追加されてから、ジョアン・ガティネリ市長によれば、同様の要望が増えています。
この地域の他の町では自閉症の子どものための道路標識はまだ設置されていません。
「道路標識は数日で設置しました」
町は、子どもたちが家から逃走してしまう問題を抱える家族がいる、交通の多い地域には、こうした道路標識の設置を進める予定です。
「逃走してしまう子や孫がいる人は連絡してください」
そう、ガティネリ市長は述べています。
ガティネリ市長は、すべてのケースについて個別に検討すると述べています。
(出典・画像:米Audacy)
うちの子も小さかった頃、いつの間にか家からいなくなったことがありました。
鍵もかけていたのですが、自分ではずして、出て行ってしまったようです。
慌てて探し、すぐ近くを裸足で歩いているところを確保しました。
(それからは、玄関にプラスチックの鎖もつけ、出ていけないように数年していました)
幸い、車などはあまり走っていない道なのでよかったのですが。
どう注意しても、そんなことがあったりします。
家族の心配はよくわかります。
米国ではいなくなってしまった5歳未満の自閉症の子の6割が死亡
(チャーリー)