- ディスレクシアをどのようにポジティブに捉えることができるのか?
- リチャード・ブランソン卿がディスレクシアをスーパーパワーと呼んでいる理由は何か?
- ディスレクシアとテクノロジーの組み合わせがなぜ強力なのか?
リチャード・ブランソン卿は、自分のディスレクシア(失読症)を「スーパーパワー」と考えています。
現在、72歳の起業家は、学校で何年も苦労した後、20代のときにこの発達障害(読み、書き、綴りの能力に問題がある)と診断されました。
今は、親にも子にもこの発達障害を「祝福」して、とにかく夢を追いかけるように呼びかけています。
イギリスのテレビ番組に出演したときにこのように語りました。
「私は本当に、この発達障害は私のスーパーパワーだと思っています。
私にはディスレクシアの孫もいます。
孫もそれを本当に誇りに思っています。
ディスレクシアの人は、読み書きのような従来の学校教育に少し苦労するかもしれませんが、彼らはスーパーパワーを持っているのです。
夢を追うことができれば、人生において素晴らしい場所に行くことができると思います。
世界で偉大なことを成し遂げた人たちの歴史を見てみると、その多くがディスレクシアでした。
だから、大切なことは、自分のディスレクシアを受け入れ、それを祝うことだと思います」
1970年代にレコード店チェーン「ヴァージン」をオープンし、その後ブランド名を拡大して航空会社やクルーズ船などのベンチャー企業を取り込み、現在29億ドル(約3887億円)の純資産を持つとされるリチャード・ブランソンは、キャリアを築く中で、ディスレクシアのおかげで他のスキルを受け入れることができたと説明しています。
昨今のAIの革新により、ディスレクシアとテクノロジーの組み合わせは非常に「強力」なものであり、もっと雇用されるべき人たちになると考えています。
「当時は、ディスレクシアという言葉は存在しなかったんです!
そのため、私は15歳で離職し、雑誌を創刊することになりました。
それはディスレクシアの人がやるには、かなりおかしいことでした。
私は自分の得意なことを理解し、自分の情熱に従って行動し、苦手なことは他の人に助けてもらいました。
もちろん、現在ではAIが発達しているので、ディスレクシアの人がスペルや文章をうまく書けなくても、雑誌の運営を心配する必要はないでしょう。
AIに助けてもらうことができるのですから、テクノロジーとディスレクシアの強みは、企業にとって非常に強力な組み合わせなのです」
(出典:米Killeen Daily Herald)(画像:英Virgin)
ここまで成功された方にそう言われると、とても大きな応援になります。
「トップ・ガン」のトム・クルーズもディスレクシアの人として、よく知られていますね。
(チャーリー)