- 発達障害のある人が得意なことを見つける方法はありますか?
- 自閉症スペクトラムの子どもが社会で成功するためには、親としてどのようにサポートすればよいですか?
- 発達障害者の芸術活動を支援する組織や団体はどのようなものがありますか?
自閉症の25歳のティモシー・ブラックウェルは、2歳のときから落書きを始め、心を落ち着かせてきました。
その継続が、今、彼をサポートするのに役立っています。
「私はただ考え、そして私はこうして描きます」
ティモシーは、社会不安、音への敏感さ、感情のコントロールに悩まされてきました。
しかし、芸術はそれがテレビ番組や映画に触発されたものであろうと、彼と母レベッカは、いつも彼を支えてきたと言います。
「長い旅でした。
ここまで来るのに、多くの人、多くの組織が支援してくれました」
そのひとつが「アイ・アム・バウンドレス」でした。
この非営利団体は、知的障害、発達障害とくに自閉症を持つ人たちの可能性を実現することを使命としています。
父親であるロバート・ブラックウェルはこう言います。
「私たちは、他の人たちが『これは宝物だ』と言ってくれるまで、息子が持っているものの価値がわかっていませんでした」
まず、ブラックウェルの才能を見抜いたのは、アイ・アム・バウンドレスのカウンセラーでした。
そして、グラフィック・スクリーンプリント会社の自閉症のアーティストを募集するコンテストに応募しその結果、ティモシーはプロのアーティストになったのです。
今のところ、ティモシーの15枚の作品が、服にプリントされ販売されています。
ティモシーはその利益の一部を得ることができ、見知らぬ人が彼のアートを身に着けているのを見る機会にも恵まれます。
アイ・アム・バウンドレスの代表であるパトリック・メイナード博士は、ブラックウェルについてこう言います。
「ティモシーはコミュニケーションがうまくとれなかった時期から、今では明らかにスピーチやアート、その他すべてを通してコミュニケーションがとれるようになりました。
ブラックウェル一家にとって、これは新たな前進です。
父親のロバートはこう言います。
「先日、私たちはアートギャラリーで展示を見ました。
そして、ティモシーに言ったんです。
『ここに、ティモシーの絵が飾られるかもしれないよ』
夢を見ることを恐れないでください。
自閉症という課題があっても、子どもには夢がある。
親としてそれを見つけ、受け入れましょう」
(出典・画像:米NBC4i)
夢中になれるものを見つけたら、全力で応援してください。
大きくなってから、それは大いに助けてくれるものになるはずです。
(チャーリー)