- 自閉症であることは、スポーツなどの特定の活動において有利に働くことはありますか?
- 自閉症を公表しているアスリートは他にもいますか?
- 自閉症を持つ人が他の健常者と同じように競技に参加して成功することは可能ですか?
私は、レースのたびに着ているお気に入りのシャツがあります。
大きな文字で “Autism is my superpower “と書いてあります。
なぜなら、自閉症であることで、耐久レース中に超集中し、簡単に気が散ることがないからです。
私は、自分を自閉症のアスリートというより、アスリートで自閉症だと考えています。
自閉症であることが、私の活力に一役買っているのでしょう。
父は、私が今日はトレーニングする気分じゃないなと思うことなく、生き生きと活動できることを不思議に思っています。
金曜日が休息日である以外は、毎日起きてトレーニングするのが日課になっています。
40度の熱室の中でトレーニングしなければならないときでも、ただそれをこなすだけです。
レースでは、112マイル(180キロメートル)の距離を集中力を切らさずに走ることができます。
さあ、脚よと自分に言い聞かせて、走り続けるのです。
それが私の脳の働きなのです。
決してあきらめることはありません。
スポーツ科学の学位を取得したことで、競争力のあるトライアスリートになるために必要な多くのツールを手に入れることができました。
サイクリングやランニングの際の最大酸素摂取量、心拍数、パワーなどの指標を理解しました。
私は、自分のパフォーマンスを向上させるために、これらの数値を増減させることに集中しています。
昨年、米ユタ州で開催されたアイアンマン世界選手権を完走したのですが、ある記者は「自閉症の人が完走したのは私が初めてだ」と言いました。
しかし、父と私はそれを訂正しました。
私は初めての「自閉症を公表している」人です。
自閉症は目に見えない障害です。
私たちは、多くの自閉症のアスリートが競技に参加しているはずだと考えています。
案の定、すぐにたくさんの人が名乗りを上げてくれました。
私のような障害者のためのカテゴリーがないため、障害のない人たちと競争しています。
私は、私を一人の人間として見るだけでなく、私のような人間やアスリートが何を成し遂げることができるのかを見てほしいと思っています。
(出典・画像:米Men’s Health)
そうですね、公表していない、周りは「見えない障害」を抱えていることを知らないだけで、ご活躍されている方はいらっしゃいます。
ますますのご活躍を期待しています。
(チャーリー)