- 1. 発達障害をもつ人の集中力や速読能力を高めるために、どのような読書道具が作られたのか?
- 2. 学校生活で苛立ちや疲れを感じ続けた経験を通じて、ディーン・ホグソンはどのような挑戦に直面し、どのように乗り越えてきたのか?
- 3. 発達障害を利用し、それを素晴らしい能力に変えることができるとディーン・ホグソンが述べた理由は何か?
ADHDと診断されなかった学生時代の苦悩からヒントを得て、ユニークな読書道具が作られました。
ディーン・ホグソンは、発達障害は「すごい能力」になりえることを生徒たちに伝えたいと考えています。
ディーンはADHDと診断されないまま、多くの時間を過ごしてきたため、学校生活において苛立ちと疲れを感じ続けてきました。
ディーンは今、ADHDや自閉症の人たちの集中力を高め、速読を身につけることができる発明をし、特許を取得する予定です。
自分自身の読書能力や注意力を高めるために始めたことが現在、ディーンのフルタイムの仕事になっています。
「私は読書を始めたら、その読書量の多さに自分でもおどろきました。
私の旅はそこから始まりました。
現在、ADHDと自閉症の可能性を診断してもらっている最中です。
私の学生時代には、このようなものはありませんでした。
注意力、集中力、課題をやり遂げる力は、すべてに関係します。
私は読み書きの基礎能力に問題をかかえていました。
しかし、学生時代はそれを隠してすごしてきました。
悪い仲間と一緒にいれば、隠すことができるんです。
私は、犯罪や麻薬に囲まれた地域で育ちましたから。
自分の読む能力を改善した方法は、他の人にも役立ちます。
私の子ども時代や大人になってから持ち続けた疑問への回答にもなります」
ディーンは発達障害のある人の心がどのように情報を処理するか、また周辺視野を訓練する科学について研究を始めました。
そして、ディーンが発明した「ペーサー・ポインタ」ブランド製品はイギリスとアメリカの子どもと大人を助けるようになりました。
現在、「シングルワンド」と「ペリフェラルワンド」が加工の最終段階に入っています。
42歳の彼は、自分の体験談が、何でも可能であることを人々に思い出させることを願っています。
「ビジネスを立ち上げるための資金がありませんでした。
そのため、まず仕事に就く必要がありました。
経験はありませんでした。
ただビジネスを始めたいという意欲と情熱だけがありました」
自身の発達障害について、ディーンはこう言います。
「発達障害は、それをうまく利用すれば、すごい能力に変わります。
学校では、発達障害は足かせになりました。
大人になってからも、そのせいで足踏みしていた。
それまで、優れた能力を発揮するために使えるものを避けていました。
それは学ぶことでした。
自分の夢を実現するために使えるものなのに、それを避けていたのです。
私は子どもたちに、学ぶことや読書に良いイメージと自信を持たせたいのです」
(出典・画像:英Telegraph & Argus)
簡単な道具ですが、たしかに読書や文書を読むのを助けてくれそうです。
ますますの発明を期待しています。
(チャーリー)