- 発達障害や自閉症をもつ子どもが自信を持つためには、どのような体験が効果的ですか?
- 屋内スカイダイビングのような活動は、発達障害のある子どもにどのような影響を与えるのでしょうか?
- 特別支援を必要とする子どもが恐怖を克服するためには、親としてどのようなサポートが有効ですか?
特別支援を必要とする人たちが屋内スカイダイビングを体験しました。
その施設「iFLY」で、恐怖心を克服することの意味を学び、その過程で自分にとって不可能だと思うことを覆すことができることを学びました。
米カリフォルニア州立大学サンマルコス校の研究によると、特別支援を必要とする子どもや大人は、同年代の子どもや大人に比べて自尊心が低いことがわかっています。
それが、不安や抑うつ、反社会的な行動につながる可能性があります。
サリー・パルマーは、自閉症の23歳の息子イライジャについてこう言います。
「いつも心配ばかりしています。
私たちは、息子が何をしているのか、どのように行動しているのか、そして息子は安全であることを常に確認しています」
イライジャは、今回初めてスカイダイビングをすることになった30人の参加者の一人です。
米国国立衛生研究所の研究によれば、自己概念、つまり自分自身をどう見るかは、特別支援を必要とする人たちにはとくに重要であり、恐怖心を克服する活動をすることで自信と回復力を養うことができます。
iFLYのジェネラルマネージャーであるジョーダン・ボーはこう言います。
「私は、インドア・スカイダイビングから、自信が生まれることを伝えたいです。
自分がスーパーヒーローになったような気分になれば、とくに障害をかかえる人たちにとっては、自信につながるのです。
彼らはいつも空を飛ぶことやスーパーヒーローになることについて話していますが、この施設に足を踏み入れたとき、彼らはその感覚を実際に味わい、興奮するのです。
魔法のような気分になります」
サリーはこう言います。
「親としての私たちの目的はそれです。
私はイライジャのことをとても誇りに思います」
30人の参加者は、訓練されたガイドと一緒に1分間、スカイダイビングを行いました。
イライジャの父スティーブンはこう言います。
「息子はとても幸せそうでした。
本当に素晴らしい経験でした。
イライジャは、一度難しいことができれば、さらに取り組んでいくようになります」
(出典・画像:米DENVER7)
安全だけど、少し怖い。
自分に負けない体験ができますね。
確かに自信がつくはずです。
私もうちの子とやってみたい。
人が恐怖を感じる「恐怖のにおい」に恐怖を感じない発達障害の人
(チャーリー)