- 自閉症でも他人とつながる方法はありますか?
- 知的発達障害のある人でも社会に貢献できますか?
- 自閉症があっても夢を追い求める方法はありますか?
カナダのハリファックスに住む29歳のミケリーナ・ディバコは自閉症です。
ミケリーナは知的発達障害のある大人のためのグループ施設に毎週専用のバスに乗って通っています。
そのバスの乗車中にミケリーナはスマホで確認しながら、週間天気予報を読み上げ運転手にいつも伝えています。
運転手たちも、それを頼りにするようになりました。
ミケリーナはこう言います。
「バスに乗っているときに天気を伝えることで、運転手さんはそれに応じて一日、一週間の計画を立て、安全に過ごすことができるはずです」
運転手のナイジェル・スミスは、ミケリーナの希少知識の詳しさと熱意にはいつも感心していると言います。
「もし彼女が明日は雨だと言ったら、濡れないようにコートを着ます」
ミケリーナは中学生の頃から、気象について夢中になりました。
毎週月曜日に、ミケリーナはグループ施設に着くと、天気予報を放送します。
興奮で顔をほころばせています。
「天気予報を伝えることが誇らしく、自尊心を高めてくれます」
ミケリーナは、自閉症のために気象予報士になるという夢は手の届かないものかもしれないと言います。
「それは私の障害による障壁です。
私は大学に行くことができないので、天気予報の仕事ができないのです」
そして、自閉症であることは心にも負担がかかると言います。
自身の神経多様性と不安は、時に他人とつながることを難しくすると。
「この世界は、私たちのためには作られていません」
しかし、バックグラウンドに関係なくすべての人に関係する「天気」についておしゃべりすることが、ミケリーナに穏やかさと団結の感覚をもたらしています。
(出典・画像:カナダGlobal NEWS)
情熱を失わずに、ますます発信されてください。
応援しています。
(チャーリー)