- 自閉症のある人でも夢の仕事に就くことは可能ですか?
- 特定の興味やこだわりがある子供をどのように支援すれば良いですか?
- 自閉症のある人が得意なことを仕事にできる方法はありますか?
自閉症の青年が、夢の仕事を手に入れました。
彼はプロレスの大ファンでした。
そして今、ファングッズを作る会社で働いています。
22歳のサム・エレンポートは、WWEとお気に入りのレスラーをかたどったぬいぐるみに夢中です。
「集めるのが大好きなんです。
柔らかいし、テレビで見るときは高く掲げて応援して見ることができるんだ」
これは両親も理解している「こだわり」です。
サミーの母親はこう言います。
「ぬいぐるみたちは息子を批判したりしないので、
息子は友人だと思っています。
息子を支え、息子に勇気を与えてくれています」
サミーは、このぬいぐるみ「ブリーチャー・クリーチャーズ」を製造しているアンカニー・ブランズ社の社長に、よくメールで提案をしました。
「仲の良いレスラー同士を束ねた商品を提案し、商品化されました」
そう、父親のクレイグは言います。
新型コロナ感染拡大が落ち着いて、社長はサミーを研修社員として迎えました。
スマホで撮影する仕事です。
アンカニー・ブランズ社のマシュー・ホフマン社長はこう言います。
「サミーはどんどん上達しました。
そして、私たちの会社の一員になりました。
すばらしいです」
WWEの専門家としてサミーは、どのキャラクターをいつ登場させるかなど、意思決定を助けています。
サミーはコンテンツ・クリエーターとして雇用されました。
ポップカルチャーのぬいぐるみ製品のマーケティング画像やビデオを今は制作しています。
「イベントやレスラーについて知りたいことがあれば、何でもサミーに聞きます」
そう、クリエイティブ・マーケティング・マネージャーのトッド・ラバーは言います。
「サミーが私に教えてくれたのは、誰もが偉大なことを成し遂げる力を秘めているということ、そして、本を表紙で判断してはいけないということです」
サミーはこう言います。
「私は幸せになりました。
私の障害でできるようになるとは思ってもみなかったことです。
大きな夢でした。
こんなに大好きな仕事に就けるとは思ってませんでした」
サミーにとって一番うれしいのは、大好きなぬいぐるみをそばに置いておけることです。
そしてサミーはこう言います。
「私の目標は、たとえばエルモのぬいぐるみに夢中になっていることが健康的で役に立つことを理解される方法を見つけることです」
夢中になったことで食べていけることを証明したサクセスストーリーをサミーは見せてくれました。
ホフマン社長はこう言います。
「自閉症の子どもたちにとって、自分の興味を見つけ、その興味の対象である技術を身につけることは、成功への近道だと思います。
私たちは彼を愛しています。彼は家族の一員だ」
サミーの母親はこう言います。
「それが彼らの得意なことなのです。
このこだわりがなければ、息子のキャリアはなかったでしょう」
(出典・画像:米CBS NEW YORK)
すばらしいです。
こんなサクセスストーリーが世界中でたくさん生まれてほしいです。
(チャーリー)