- 知的障害者としてどのように扱われたいか?
- なぜ知的障害者や自閉症の人たちは「普通に接してほしい」と感じるのか?
- 知的障害者や自閉症のある人とどのように関わるべきか?
エラ・ダーリンは、バカにされることにうんざりしてきました。
利用される、本質的に無視される、「変な人」と書き立てられることにもです。
27歳のエラは、知的障害者協議会のプロジェクトワーカーとして働いており、障害者王立委員会で証拠を提出したこともあります。
知的障害者としてどのように扱われたいか、聞いてみました。
すると、エラは次のように答えてくれました。
私のまわりには、どのように振る舞えばいいのかわからない人がよくいます。
いろいろな意味で。
ある人は、私を利用しようとします。
お金のことではよくあることです。
あるとき、人前で何かをするのにいくらお金が必要か考えていたら、誰かが助けてくれると言って、必要なお金だけを渡して、残りはとっておくと言われたことがあります。
でもそれは、私のお金です。
他の人は、私と関わろうともしないんです。
先生にもそういう人がいました。
高校時代、みんなが歴史や数学の授業をしているときに、私に塗り絵とクレヨンを渡して、「ほら、塗り絵をしなさい」と言う先生がいました。
私はそのとき、17歳でした。
私に教えようとするよりも、私に色を塗らせる方が簡単だと思ったのでしょう。
私は塗り絵をしたくない、他の人と同じように勉強したい言いましたが、何も変わりませんでした。
私が学びたいと言っていることを認めてくれませんでした。
ある人は、私のことを変だと思って避けて、付き合いたくないと思っていました。
他の人は、私のような人と接するには親切にするしかないと思っているので、何にでも親切のしすぎでした。
私は、自分がコミュニティで必要とされていると感じたいのです。それだけです。
赤ちゃん扱いされるのが嫌です。
普通に接してほしいと思っています。
私のような人間も、同じように人間関係を築きたいし、仕事では尊敬をもって扱われたい。
尊敬の念を持ったサポートを望みます。
「バカ」などと言われるのも嫌です。
私はこれらの言葉が嫌いです。
汚い言葉です。
昔は、これらの言葉がよく使われていましたが、今はもっと理解されてきました。
なので、よりよく行動してほしい。
私が怒っているときには、人々はこれらの言葉を使いました。
その言葉を使う前に、その言葉がどんなに傷つけるのか考えてほしい。
私のことを「バカ女」などと呼ぶのではなく、5分ほど外を歩いて、一息ついてから戻ってきて、問題に対処してくれたらと思います。
もし、私が知的障害のある人と問題があったとしても、そのような言葉は絶対に使いません。
何が問題なのかを説明し、一人の人間として扱います。
「バカ」なんて言いません。
多くの人が、知的障害者には価値がない、尊敬に値しない、と思っているようです。
しかし、それは真実ではありません。
だから私は、つらくても声を上げるのです。
知的障害者がより良く扱われることを望んでいるからです。
(出典・画像:豪abc)
うちの子は重度の自閉症です。話すこともできず、知的障害もあります。
原因もわからず突然大声で泣き叫んで走り回るようなときには、私も頭に来て、どうせ言っても理解できないのだからと、傷つけるようなひとことを言ってしまうことがあります。
いつも後からひどく後悔して、何度も謝ります。
自分でも、もうそんなことは言いたくありません。
他の人にうちの子がそんなことを言われたら、私は激怒します。
与えてくれる、嘘がないニコニコした笑顔は何よりの宝、私に力をくれます。
私にとっては、喜びを与えてくれる、誰よりも尊重するべき人に間違いありません。
(チャーリー)