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10代の自閉症の私がこれまでに経験した苦悩、喜び、願い

time 2022/08/26

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

10代の自閉症の私がこれまでに経験した苦悩、喜び、願い
  • 1. 他の人たちは自閉症を持つ人に対してどのような対応をすれば良いか?
  • 2. ストレスや過負荷に対してどのように対処すれば良いか?
  • 3. 自閉症と診断された後、どうやって自尊心を取り戻すことができるか?

「この言い方で合ってるのか?
うざいかな?
これならいいのかな?」

そんなことを考えながら、毎日過ごしています。

他の10代の女の子は、友だちや勉強、趣味のことを考えているかもしれません。
しかし、私はほとんどの時間を、わからない世界で生き残るために費やします。

私はシャイで、クリエイティブで、変わっています。
そして、自閉症です。

しかし、電車や数学に夢中になっているような、ステレオタイプの自閉症ではありません(数学の成績は普通です)。
でも、物語を書いたり、走ったり、動物と遊んだりするのは大好きです。

知らない人の前では無口でぎこちないかもしれませんが、私がペットの豚について話しているのを聞いた人は、私を無口とは言わないはずです。

ストレスが溜まると指を鳴らして鼻歌を歌い、楽しいと手をバタバタさせて回るなど、他人から見ると奇妙に見える行動もあります。

私は他の人たちとは異なる方法で世界を見て、反応し、受け入れています。
しかし、それはいつも簡単なことではありません。
私は高校に入るまで自閉症についてよく知らず、今になってようやく自閉症であると診断されました。

幼少期、私はいつも内気な女の子と見られていました。
他の女の子たちが集団で噂話をしたり、小学生がするようなことをする一方で、私は一人で物語を書いたり本を読んだりすることが好きでした。

昼休みになると、先生たちは私に友達を作ろうと、他の女の子たちのグループに入るように言いました。
先生たちは、ぎこちない私を会話に入れようとしていましたが、私はベルが鳴るとすぐに逃げ出しました。

私は寂しくはありませんでした。
クラスメートとの付き合いに面白みを感じなかっただけなのです。
友だちグループの中では、私は「変なヤツ」でしたから。

みんなに溶け込もうとしても、自分とは大きな隔たりがあるように思えました。
ときには、自分は別の生き物なのではないかとさえ思いました。
自尊心は極めて低くて、いじめっ子たちは私を排除する理由をたくさん見つけていました。
他の人と同じようになれないことで、余計に自分がダメな人間だと感じていました。

大きな音に敏感で、他の人が気にしないようなことを気にし、人付き合いに疲れるようになりました。
学生になってから8年目には拒食症になり、その年の12月は病院で過ごしました。
さらにストレスがたまり、翌年には高校で新たな経験をすることになりました。
騒々しい騒音、混雑した廊下、あらゆる場面で投げかけられる社交辞令。
もう、どうしようもないくらいです。

でも、そのストレスをどうにかして吐き出さなければなりませんでした。
ストレスで爆発してしまうのですが、それをできるだけ隠していました。
10年目に拒食症が再発し、さらに疲弊し、これ以上生きている意味がないと思うようになりました。

しかしその時、立ち上がる原動力となったのは、困っている人を助けたいという思いでした。
人や動物が楽しく生きられるような手助けをする人生を送りたいと思いました。
世界にポジティブな変化をもたらしたかったのです。
そのことが、友人や家族の励ましとともに、ひどい摂食障害から脱却する助けとなりました。

長く困難な戦いが続きましたが、今は以前よりずっと楽になりました。
自閉症の診断を受けたことも、間違いなく役に立っています。
家族、友人、ペットたちが、つらいときに私を支えてくれます。

私は自閉症であることが大好きになりました。
決してなくなって欲しくはありません。
でも、まだ悩みはあります。

不安は過負荷となり、まるでコップに水を入れるような状態になります。
騒音、感覚、ストレスが押し寄せてきて、もう我慢できなくなり、パニックを起こしてしまいます。
叫んだり、物を投げたり、泣いたり、家族にひどいことを言ったり。

自分ではコントロールできません。
まるで自動運転のようで怖く思います。
そのため、それを防ぐための方法を学んでいます。

ストレスが溜まったら、呼吸を整える練習をしたり、酷くなったら散歩に出たりしています。
動物と一緒にいれば癒されます。
批判されることもないので、私にとって逃避行のようなものです。

自閉症であろうとなかろうと、お互いに批判することを減らせば、みんな一緒に幸せになれると私は思っています。

誰かが変わった行動をしているのを見ても,即座にその人を変だと決めつける前に,その人の立場に立って考えてみてください。

誰にでも一癖も二癖もあり、その一癖があるからこそ、私たちは素晴らしい存在になれるのです。
ユニークさと多様性は良いことです。

(出典:ニュージーランドStuff)(画像:Pixabay

「変」だと思っても、遠ざけないで、変であることを受け入れることで、お互いたくさんのことが学べるはずです。

そして、すごく楽しくなるはずです。

「協調性」は発達障害など神経多様性の人たちを恐怖にする言葉

(チャーリー)


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