- 介助犬は自閉症の人々にどのような支援ができるのか?
- 自閉症の人が社会的に不安を感じるのを軽減する方法は?
- 介助犬の訓練プロセスや必要な条件は何ですか?
2匹の介助犬が、自閉症の飼い主の自信を高め、友情と直感で世界を切り開く手助けをしています。
K9サーチ医療探知犬(K9SMD)は、障がいを持つ人々が能力を最大限に発揮できるよう支援するために訓練された犬です。
てんかん、不安症などの人たちを支援し、差し迫った医療事象を検知するよう訓練されています。
シャーロット・シーブライトは自閉症です。
社会的な不安を抱えており、外出時には母親に付き添ってもらうようにしていました。
しかし、19歳の彼女は8週間前からフランキーという犬を飼い始め、一人で外出する自信がつきました。
「フランキーは、私がお母さんのそばを離れられるようにしてくれるんです。
いい気分です」
ほんの数週間前、シャーロットは初めて一人でマクドナルドに出かけることができました。
フランキーがそばにいたからです。
K9の里親であるクリスティン・ホーキンスは、シャーロットのそばにいるようになるまで、フランキーに初期段階のトレーニングを行い、サポートしました。
ホーキンスは、シャーロットの成長ぶりを見て、誇りを感じたと言います。
「シャーロットに初めて会ったとき、彼女はしゃべらなかったんです。
今は、質問すれば喜んで答えてくれます。
そうなったことが、とても誇らしいです。
今では、シャーロットはフランキーと一緒に一人で出かけることもあるんです。
彼女のお母さんは、私たちの生活は本当に変わったと言っていました」
ダニエル・スティーネケンは、愛犬のキップとともにトレーニングに励んでいます。
「まだ移行期なので、その間は家の周りにフェンスを置いて、キップのために準備しています」
彼らは、少なくとも週に一度は一緒に過ごし、基本的なトレーニングを学び、お互いを知り合うようにしています。
スティーネケンは、たまに母親と一緒に乳製品店やスーパーマーケットに行く以外は、なかなか外に出られないでいました。
キップがいれば、もっと出かけられると言います。
「キップは、そばにいるべき友、熱心になれる友です。
ママと一緒にどこにでも行くのではなく、キップと一緒なら一人で出かけることができるようになります」
スティーネケンは母親が自分の時間を持てるようになることが嬉しいと言いました。
「それにママもキップのことが大好きなんです」
K9SMDの訓練は、それぞれの犬や必要なタスクによって異なりますが、最長で2年かかります。
基本的な訓練では、ホーキンスのような里親が社会化させ、基本的な指示を教え、街中を散歩させ、忙しい環境でも快適に過ごせるようにします。
そうすることで、里親とスタッフは犬の性格を理解し、適切な相手を探し始めることができるのです。
K9SMDチャリティーのチーフエグゼクティブであるピート・ギフォードは、ホーキンスのような人がもっと必要だと語っています。
「専門家でなくても里親になれるということを知ってほしいのです。
ただ、基本的なことができること、それが重要であること、そして、犬を飼い主のもとへ帰すべき時に、犬を手放すことができることが必要なのです。
クリスティンのような人がいなければ、シャーロットのためにこのようなことはできなかったのです」
ニュージーランドに住む障がいをかかえる人であれば、誰でもK9SMDのアシスタントドッグの申し込みをすることができます。
(出典・画像:ニュージーランドstuff)
頼りになる相棒ですね。
うちの子にもいたらいいなと思い続けて、もう何年…。
(チャーリー)