- 自閉症であることはどのように成功に影響するのか?
- 自閉症であることをどのように受け入れるべきか?
- 子供が学校で苦労しているとき、どのように励ますべきか?
微細な彫刻を作ることで有名なアーティストが、自閉症であることが自分の成功につながっていると語りました。
64歳のウィラード・ウィガンは、50歳の時に自閉症と診断されました。
しかしずっと前から母親は自分が学校で苦労していることを知っていて「小さな作品」を作るように励ましてくれたと信じています。
ウィガンは、ある学校でモチベーションを高めるための講演を行いました。
そこで、自閉症であることは恵みだと表現しました。
ウィガンは幼い頃、自分には何か問題があるのではないかと自問していました。
「母はいつも
『ごみ箱の中にダイヤモンドがある』
と言っていました。
つまり、人々はごみ箱にダイヤモンドを投げ入れても、ふたを取ってダイヤモンドを投げ入れたことに気づくまで、何が入っているのかわからないということです」
幼いころは自閉症の症状から、反復的な行動をとっていたとウィガンは言います。
「1日に17時間、夜までずっとそうしていると、気が狂いそうになりました」
小さな彫刻を作ろうとしました。
そのために、自分自身を静める訓練をし、呼吸を遅くし、背景の振動や自分の鼓動までも意識するようにしました。
「作っている間は喜びは全くありません。
完成したときにだけ喜びを感じるんだ」
ウィガンは2018年にはその功績により英ウォーリック大学から名誉博士号を授与されました。
また、彼の作品は、人間の手だけで作られた史上最小の彫刻として、2つの世界記録を獲得しています。
(出典・画像:英BBC)
ご自分の特性を発揮されたことで、こんなに微細な作品を作れるようになったのでしょう。
自分のダイヤモンドを見つけ、輝かせるようにしたいですね。
(チャーリー)