発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

チェッカーフラッグをもらった自閉症の少年はついに夢を叶えた

time 2021/10/02

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

チェッカーフラッグをもらった自閉症の少年はついに夢を叶えた
  • 自閉症やアスペルガー症候群の人たちの就業状況はどうなっているのか?
  • 自閉症スペクトラム障害をもつ人が夢を実現するためにどんな支援が必要なのか?
  • 自閉症や他の発達障害を持つ人たちが、自分の好きなことを追求する際にどんな困難があるのか?

アーロン・ライケンズは、ロングビーチのサーキットを見下ろすスタンドに登り、フラッグを振りました。

「レースで最も有名な旗、チェッカーフラッグです。
すべてのドライバーが、ヘアピンカーブを曲がると、これらを受け取る最初のドライバーになりたいと思っています」

ライケンズにとって、これは夢のような機会です。
アキュラグランプリ・オブ・ロングビーチやインディアナポリス500を含む、2021年のNTTインディカー・シリーズのフラッグマンを務めています。

インディアナポリス・モーター・スピードウェイの近くで育ったライケンズは、3歳の頃からインディアナポリス500を見に行っていました。

1980年代から1990年代にかけてインディ500のフラッグマンを務めたヒーロー、デュエイン・スウィーニーからチェッカーフラッグをプレゼントされて以来、ずっとフラッグマンになりたいと思っていました。
そして今年、、初めて500レースのスターターを務めました。

「レースの途中で、スウィーニーのことが頭をよぎりました。
彼の小さな親切が、私の人生のモチベーションを高めてくれたのだと思います」

ライケンズは現在、人々の希望の光となっています。
ライケンズは20歳のときにアスペルガー症候群と診断されました。
その時の医師の対応はあまり良くなく、厳しい統計データを見せられると、うつ状態に陥ってしまいました。

「自閉症であるアスペルガー症候群の人たちの失業率は75パーセントから80パーセントだといわれています。
これは非常に高い数字です」

ライケンズは、オフシーズンにはスポークスマンとして全国を回っています。彼は、自閉症スペクトラムでの生活がどのようなものかを語っています。

「自閉症スペクトラムについて話しているとき以外は、私は非常にシャイなんです。
私は閉じています。
しかし、私は人々に常に希望があることを伝えています。
常に成長の余地があります。
自分が夢を実現できるなんて思ってもいませんでした」

ライケンズの上司であるジョン・コスキーは、ライケンズの頭の回転の速さと、レース中に車の情報を頭の中で整理する才能が、夢のような仕事に結びついたのだと語っています。

「誰が1位なのか、誰が1周遅れなのか、そういったことを知るためには、多くの人がデータシステムを必要としています。
ライケンズはそれを自分の頭の中で行ってしまいます」

ライケンズはフラッグスタンドに登るたびに、まだ自分を信じられない思いでいます。

「ここまで来るのに、ジュニアシリーズで何年も旗を振ってきました。
実際にここに来れるなんて、言葉になりません。
自閉症であっても、一生に一度のチャンスを得ることができるということを、他の人にも伝えたいと思っています」

(出典・画像:米SPECTRUM NEWS1

夢を叶えた人からは勇気をもらえます。

大好きなことを見つけて、邁進できるように親は応援したいですね。

当事者として支援者として役割を果たす。自閉症のカーレーサー

(チャーリー)


たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから
福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。