- 夢を持つことはできるのか?
- 発達障害を持つ子どもがボクシングなどのスポーツで成長できるのか?
- 家族のサポートが成功につながるのか?
外から見ると、ロンゴリア・ボクシングクラブに特に変わりはありません。
しかしその中では、一人の小さな少年が夢をかなえようとしています。
生後6ヶ月で、サンダー・リーは発達障害と診断されました。
「医者は言いました。
子どもは決して話すことはできないでしょう。
そのため、ボディサインでコミュニケーションがとれるように教えていく必要があります。
ふつうの人生を送るのは難しいでしょうと。
その時から、息子はファイターになったんです。」
サンダーの母親がそう言います。
9歳のサンダーは、何年もの間、母親にボクサーになりたいとお願いをしてきました。
ついに2ヶ月前、念願がかないました。
「息子は私の肩に手を置きました。「お母さん、僕を信じて。できるよ。」と言っているようでした。」
その時から、母親は発達障害の息子を受け入れてくれるボクシングジムを探しました。
母親は全部で4つのボクシングジムに、発達障害の息子がリングで学びたいことを説明し、申し込みの希望を伝えました。ロンゴリア・ボクシングクラブの他は、連絡がありませんでした。
ロンゴリア・ボクシングクラブのオーナーでありコーチのマニュエル・ロンゴリアは、誰でも大歓迎で、誰も断りたくないと言います。
ボクシングで、息子は活発なって、積極的になった。そして、友だちと一緒に過ごしているシーンや、息子に願っていた変化を見ることができるようになったと母親は言います。
「息子はずっと発達障害です。それは悪いことではありません。むしろ美しいです。
ここに入ってからの2ヶ月間だけをみても、本当に驚くほどすばらしいです。」
サンダーは地域のイベントで、発達障害について啓蒙するエキシビジョンマッチで、早くもリングデビューします。
(出典・画像:米WNDU)
かなえたい夢を早くからもって、それを実現するために訴えた子ども。
それに協力をし、実際に動いた親。
素晴らしいですね。自分も頑張ろうと思わせてくれる、勇気と元気をくれる家族です。
この発達障害の男性は夢をかなえました。
33歳で自閉症と診断された格闘家
(チャーリー)