- 自閉症の子どもたちは、機械の馬に乗ることで何が向上するのか?
- なぜ機械の馬に数週間乗るだけで、自閉症の子どもたちは生活のあらゆる面で快適に過ごせるようになるのか?
- この研究が子どもたちだけでなく家族全体にとっても有益な理由は何か?
米ベイラー大学の研究チームは、機械の馬で自閉症の子どもたちの運動能力や社会性を向上させるための研究を2年間にわたって行っています。
この機械の馬は「ミラコルト」と名付けられています。
これに数週間乗るだけで、自閉症の子どもたちは生活のあらゆる面で快適に過ごせるようになります。
心理学の准教授であるジュリー・アイヴィー博士はこう言います。
「治療セッションの後、プロジェクトの後に、行動や注意の改善が見られ、挑戦的な行動が減ることが期待できます」
アイヴィー博士らの研究チームは6歳から12歳までの自閉症の子どもたちを対象に、この研究に参加してくれる人を探しています。
主な目的の一つは、子どもたちに自分で自分を落ち着けるようにすることです。
「機械式の馬を使うことで、馬に乗っているような感覚を味わうことができ、それが落ち着きにつながります。
バランス感覚を養うことができます。
子どもたちをリラックスさせることもできます。
馬の上ではさまざまな活動も行います」
高校生になる前の子どもたちを対象にしたこの研究で、ミラコルトから学んだスキルは、社会的に遅れをとらないようにするために役立つと考えられています。
「自閉症の子どもたちへの療育は、早期にスタートを切ることが非常に重要です。
中学校や高校に上がる前に受けたほうが、より良い結果が得られるのです」
研究チームは、このような研究が、子どもだけでなく、家族全体にとっても有益であるという事実を喜んでいます。
「子どもが今まで持っていなかった能力を身につけることができれば、自信と自立心を得て、家族の他のメンバーへの依存度が低くなるのです」
(出典・画像:米fox44)
なかなか、お馬さんに乗ることは簡単ではないので、もっと手軽に「良い」体験ができるならいいですよね。
これを見ると、最近は見かけませんが、ダイエット用にあった乗る器具も役に立ちそうに思います。
(チャーリー)