- 母親は息子についてどんな悩みを抱えていたのか?
- 先生はモーガンにどんな違いを感じていたのか?
- モーガンの写真はどのような影響を与えているのか?
今まで、モーガン・ウォルファーズは「あの子」でした。
「あのパニックになっている、あの子は誰?かんしゃくを起こしている、あの子は誰の子ども?
息子には多くの人からつらい視線がありました。」
モーガンの母親はそう言います。
10歳のモーガンは発達障害です。3歳の時にそう診断されました。
「ときどき、ものごとに集中することが難しくなります。」モーガンは言います。
モーガンの学校の先生、ミランダ・アンダーソンはモーガンはクラスでも少し違っていると言います。
「私やクラスメイトがモーガンに感じる違いは、お願いをする時には明確に詳しくする必要があるということです。」
モーガンと両親がジェファーソン郡の山を散策しているときには、自然の中にある明確な指示を探しています。
モーガンは自然の写真を撮影しています。
「近くによると、葉っぱの黄色や緑がよく見えるよ。」
長い草や花の中にしゃがみこんでモーガンは言います。
モーガンの父親は、発達障害だからこそ、モーガンにできることがあると信じています。
「息子はいつも、誰も気づかないものに気づくんだ。」
最初は、歩いている時に母親から携帯電話を借りて趣味で始めたことが、今は情熱を捧げるものとなりました。
今は、モーガンは写真家になりました。これを職業にしようと決めています。
「とりつかれて、カメラで息子がしていることは、まるでジェットコースターにでも乗っているような勢いです。」
とモーガンの母親は言います。
モーガンは、コニファーストアで撮影した写真の販売を始めました。
「彼は、お母さんと一緒にここに来て、ビジネスを始めたんです。
幼い子がこんなふうに始めるなんて、なんて素敵なことだと思います。」
とお店のオーナーのハミルトンが言います。
このモーガンの写真の売上の10%は、発達障害の人を支援するブルーリボン・アートイニシアチブに寄附されます。
「僕は、自分を驚かせてくれるものをたくさん見てきました。それをただ、見てほしいんです。」
とモーガンは言います。
モーガンの写真は、たくさんの注目を集め、賞賛を受けています。
そして、ナショナル・ジオグラフィックがモーガンの写真を選び、副社長のジョー・バイデンの自宅に飾られています。
「ああ、神様!という感じ。信じられません。」とモーガンが言います。
ナショナル・ジオグラフィック誌は、多くの卵を産んだ蛾のモーガンの写真を選んでいます。
モーガンはこの写真をこれまでの写真の集大成と言っています。
「その写真を見に、ワシントンに行けたらよかったのですが。」と母親が言います。
情熱をつらぬくことは、モーガンの生活を助けることにつながっていると父親が言います。
もう、モーガンはあの面倒な子どもではないのです。
「写真は、息子にとってある種の救いです。写真は、これまでのことすべてを伝えてくれます。」
モーガンは、今はみんなを元気づける「あの子」になりました。
「新しいことに挑戦しよう、やりたいことをやろう。」とモーガンは言います。
(出典・画像:米9NEWS)
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こちらの少年はオバマ大統領に会うまでになりました。
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