- 発達障害を持つ子どもが興味を持つ趣味や活動をどのように見つければ良いですか?
- 自閉症の子どもが楽しめるおもちゃやゲームをどのように選べば良いですか?
- 自閉症の子どもに対する家庭でのサポート方法にはどのような工夫が必要ですか?
父親は息子に、一からゲームセンターにある本物のゲーム機を作りました。
マイク・ファーは、子どもの頃から器用で、8歳の時には家の電話の配線をしていたといいます。
大人になってからは、ホテルのエンジニアとして働いていましたが、新型コロナのパンデミックの影響で解雇されました。
「仕事がなくて退屈していました。
パンデミックのせいで体調も崩してしまったんだ」
そうマイクは言います。
息子のマイケルが店でアーケードゲームのおもちゃを見つけたとき、マイクは自分のプロジェクトを思い立ちました。
18歳のマイケルは、3歳のときに発達障害の自閉症と診断されています。
マイケルはほとんど言葉を話さず、家や学校から逃げ出そうとするなど、激しい感情の爆発を経験してきたとマイクは言います。
息子のマイケルの行動を管理するために必要なエネルギーは、家族にとって大きな負担になっていると父親のマイクは言います。
「苦労しています」
しかし、そのような状況の中でも、マイケルは特殊効果を使った短編映画の制作や編集など、得意な趣味を見つけています。
マイクによれば、息子のマイクは「ちょっとしたコメディアン」でもあり、いつも周りを笑わせようとしているといいます。
そして、ビデオゲームもマイケルの心の拠り所となっています。
マイケルはゲームの音を真似して遊ぶのが大好きです。
店で父親のマイクと一緒に買い物をしたとき、マイケルは特にアーケードゲームのおもちゃに惹かれました。
しかし父親のマイクは、一般的なアーケードゲーム機よりも小さいのに、高価過ぎると思いました。
そこで器用なマイクは、
「息子のためにもっといいものを作ってやろう」
そう考えました。
そして、ステレオ、ゲームの入ったコンピューターシステム、そしてフレーム用の木材を購入した。
2週間後には、マイクが店で見たものよりも大きくて立派なゲーム機を作り上げました。
息子のマイケルもとてもそれを気に入りました。
父親のマイクは、大喜びだったと言います。
さらに将来的には、ゲーム機の下の部分に小さな冷蔵庫を着けたいとも考えています。
このゲーム機を作り上げてからは、他の自閉症の子を持つ家族からも欲しいと求められ、再び作っています。
自閉症の子を育てることの難しさと喜びを、マイクほどよく知っている人はいないからです。
マイクはこう言います。
「忍耐力が必要です。たくさんの忍耐が」
(出典・画像:米KSDK)
素晴らしいですね。
ゲームセンターにあるゲーム機を忠実に再現した以上に、父親が自ら作り出したところに私は思います。
お父さんが作っていた姿も見ていたはずです。
息子さんにとってもさらにゲームが好きになっただろうと思います。
冷蔵庫も付きますしね。
ゲームは自閉症の人たちが自発的創造的に取り組む療育方法になる
(チャーリー)