- 身近な環境で自分の得意なことやスキルをアピールできる場所はあるのか?
- 障害を持っているからといって、自分が世界に貢献できる美しいものを持っていないというのは本当か?
- 適切なサポートがあれば、一生懸命努力して活躍できる可能性はあるのか?
24歳のライミー・ソレンセンは、自閉症とてんかんをかかえていても、自分を見失うことはありません。
ライミーは、母親のレベッカと共同で設立した「ブロウサム・ファーム」で農業の仕事をしています。
ライミーが通う学校が閉鎖してかた、母親のレベッカがこの場所を作りました。
「ソーシャルワーカーとして、またライミーの母親として、私にとって本当に重要なことは、
ライミーが本当に得意なこと、そして彼のスキルをアピールできること、自閉症の人たちの代表としてコミュニティに貢献できることを見つけることでした」
ライミーは、ソーシャル・ケア・ファーマーのローレン・ブライスとこの農場を運営しています。
「ライミーには、花の種類、収穫の段階、植え方、間隔などを教えてきました。
何年経っても忘れることがないので、改めて教える必要はありません」
ソーシャル・ケア・ファームでは、目的を持って仕事に取り組み、理解を示し、人とのつながりを築いて成長を促すための方法として農業を活用しています。
母親のレベッカはこう言います。
「私たちがコミュニティと共有しようとしているメッセージは、
誰かが障害を持っているからといって、その人が世界に貢献できる美しいものを持っていないということではないということです」
ライミーは、介護をするローレンと一緒に農場で暮らしています。
最終的にはもう一人、自閉症の人に同居してもらい、農場で働きながら一緒に自立した生活を送ることを目標にしています。
「まず発芽室をチェックして、温室に移動して、そこにある植物と外にある植物に水をやり、それからライミーがたいてい花用のバケツを用意してくれます」
母親のレベッカは、花は友情とコミュニケーションの架け橋になるといいます。
ライミーにとって花が、いつもはとても困難なことも簡単にしてくれます。
「障がいがあるといっても、適切なサポートがあれば、一生懸命努力して素晴らしい活躍ができるんです」
そうレベッカは言います。
ブロウサム・ファームでは75種類以上の花を取り揃え、カスタムメイドのフラワーアレンジメントも制作しています。
(出典・画像:米SPECTRUM NEWS1)
素晴らしい活躍ができる。
私もそう思います。
そして私は勇気ももらいます。
発達障害の人たちは農園で働いて野菜だけでなく自分たちも育てる
(チャーリー)