- 私の子どもがスーパーでパニックを起こしたとき、どう対応したらいいですか?
- 他の親と発達障害についてどんな話をすればいいですか?
- 発達障害を持つ子どもを育てる親同士のつながりをどう築けばいいですか?
私はあなたをスーパーで見かけました。
あなたの美しい娘さんも見かけました。
入り口からエスカレーターに向かって歩いているところを。
娘さんはあなたの横を歩いて、ゆっくりとレジに向かいながら、お菓子を見ていました。
娘さんがまわりをキョロキョロ見始めました。
その頃は店内が混雑してきました。
娘さんはパニックに向かっているようでした。
あなたは娘さんを見ながら、レジの人に話をしていました。
あなたの気配りがわかりました。
娘さんは私と目が会いました。
私は微笑んで手を振りました。
私は娘さんがそれに返事をしてくれることは期待していませんでした。
ただ、私が手を振りたかったのです。
あなたはマスクをとってすぐに私に謝りました。
「ごめんなさい。
娘は発達障害なんです」
私もすぐにそれに反応しました。
しかし、うまい言葉は出ずに、ただつぶやくことしかできませんでした。
「大丈夫です。
私の娘も発達障害です」
あなたの目に一瞬の安堵が見えました。
その一瞬の間に、あなたがかかえているいろいろな困難も共有できました。
それから数分のうちに、自宅学習や学校、睡眠、トイレトレーニング、薬の話などをしました。
このスーパーを出て、分かれるときに、あなたの気持ちが伝わってきました。
「発達障害の子の母親と話ができてうれしい」
私も、もっともっと他のことも話したいと思いました。
あなたのかわいい娘さんのことも話したかった。
私の家に招待して、裏庭に作ったブランコでも遊んでほしかった。
娘さんが私の娘と手をつないで遊ぶところも想像しました。
スーパーを出て車のドアを開けるときに、名前も電話番号も聞かなかったことをひどく後悔しました。
それから私は駐車場内であなたを探しました。
私はあなたと友だちになりたいと思ったからです。
そして、あなたの娘さんにも、素晴らしい母親に恵まれているのだと伝えたくて。
私はあなたの苦労をすべて理解しています。眠れない夜も理解できます。
絶え間ない心配とストレスもわかります。
あなたは素晴らしくがんばっています。
あなたは私の友だちで、そして私の素晴らしいお手本です。
私も特別支援学校に通う親たちと、学校やバスで待っているときに一緒になると何か安心感があります。
話さなくても、わかりあえるところが多くあるからでしょうね。
(チャーリー)