- 発達障害の診断を受けた後、どう対応するべきか?
- 発達障害の子どもがいる家庭が利用できる支援制度は何か?
- 発達障害に対する社会の理解と文化的な誤解の違いはどのように対応すべきか?
4歳の時に発達障害と息子が診断をされてから、人生が変わりました。
父親は語ります。
南アフリカのシュンブゾ・ションウェは、ルワンディがスピーチを出来なくなってしまった時を思い出します。
「息子が話すことに障害があることを知って、いろいろな医者のところに連れて行ってテストをしました。
しかし、彼らは何も見つけることはできませんでした。
ヨハネスブルグの神経科医にところに行って、発達障害だと診断されました。」
「ルワンディがそう診断された時は、まだ世間では発達障害が知られていませんでした。
相談できる施設などもありませんでした。
もっともよくないことは、たいていの親がその診断を拒否してしまうことです。
私は、この状況を受け入れようと思いました。
私たちの文化では、それはとてもむずかしい試練だと考えられています。
今でも、このような障害は魔術や呪いが原因だと考える人がいます。
しかし幸運なことに私たちの家族たちはキリスト教の価値観を持っていました。」
ションフェは以前はジャーナリストでした。
発達障害の子どもについての記事を書いたことを思い出します。
「私の息子は、その子どもたちと似ているところがありました。しかし、胸の中にとどめていました。
そうであれば、すごい試練になる。きっと耐えられない。
とずっと考えていました。
公立病院には神経医学の担当がないため、費用がすごくかかりました。
息子を落ち着かせるために毎月1100ランド(7700円)、ヨハネスブルグの神経科医に診てもらうのに3ヶ月に一回で1800ランド(12600円)。
それはとても大変でした。
息子は早朝に起きると通常ではいられないので、車で連れて行くことができません。そのため、さらに移動の費用もかかりました。」
父親が愛情をもって「ミスターGoogle」と呼ぶ8歳になったルワンディは、人の表情を瞬間で読み取り、手を振りながら歌ったりします。
最近は、ラグビーに興味を持っています。
「世界発達障害者月間の時に、スポーツメーカーのプーマが開催したラグビースクールに息子を参加させてもらったんです。
そこでは子どもたちと選手たちが交流をしていて、その時から息子はラグビーにはまってしまいました。
もうラグビーボールを手放しません。」
しかし、他の多くの親たちと同じように、ションウェは発達障害についての政府の支援が気になっています。
支援制度や対応策が欠けていると感じています。もっと介入をしてくれることを望んでいます。
(出典・画像:南アフリカMpumalanga News)
発達障害に限るものではありませんが、国や文化によって、理解度や対応方法も異なるのは想像ができます。
魔術や呪いの話題をたびたび耳にする、アフリカの国では誤解の程度もここ日本とは比べ物にならないでしょう。
子どもを守ることを考えると本当に大変だろうと察してしまいます。
先進国でもこのような警告がなされていました。
米FDAも警告。代替医療に要注意
(チャーリー)