- なぜ兄弟はガーデニングの仕事を始めたのか?
- この仕事を通じて何を広めたいと考えているのか?
- 将来的にどんな機会を作りたいと思っているのか?
ブリスベンのふたり兄弟は、リパーシティでのガーデニングの仕事を通じて、発達障害とうつ病についての理解を広めています。
ジョージ・アーキンストールは、少し変わったガーデニングの仕事を始めました。
若いころに発達障害と診断された兄のハリーと一緒に仕事をしています。
「兄を助けようと思って始めたんです。」ジョージが言います。
「ハリーは仕事を続けること、新しい仕事をみつけることに苦労をしていました。発達障害があるので。
兄はいつも庭いじりをしていました。それは本当に楽しそうでした。」
兄弟は、ブリスベンの郊外で、お金をもらって雑草をとったり、肥料や水をあげたり、庭仕事を行います。
利益の20%は、発達障害者団体に寄附しています。
ジョージ自身にも難しい問題があります。高校生の頃はうつ病でした。
このガーデニングの仕事を通じて、自分が体験をした、メンタルヘルスの問題は誰にでも起こることを多くの人に知ってほしいとジョージは語っています。
「それを経験して、成長をしました。今は喜んでその話をすることができます。」
ジョージはハリーが発達障害で、他の人との関わりが時々難しくなることも伝えています。
「私はずっと、ハリーと一緒に成長していくんです。
ジョージは人前では伝えることが難しくなってしまうのです。僕の前では普通なのですが。
いつも、今まで何をしてきたのか、今何をしているのかを人に話せることが、自分たちにとってもうれしいことなのです。」
どうしてこの仕事を始めたのかを人に話すと、驚かれることが多いと言います。
「決めた道を進むだけです。特別なことでも何でもありません。ただ、ガーデニングの仕事をして、寄附をしたいのです。」
ジョージは、自分たちの仕事を見て、他の人たちも変わることを期待しています。
「みんな少し違うんです。みんながみんな、政治家や科学者とかになる必要はないのです。
情熱を持てることを見つけて、勉強をして、そして世界を少しでも良い方向に変えられたらいいじゃないですか。」
ジョージは3つの仕事をして、大学でビジネスについても学んでいます。
発達障害の人が活躍できる機会を将来作れるようになりたいと言います。
「ガーデニングの仕事をしてきた人たちと、発達障害をもつ人たちをもっと結びつけて、仕事を得ることができるようにしたいのです。僕がハリーとやってきたように。
他の人たちも、同じようにできることを願っています。」
兄弟げんかをすることはあまりないと言います。
「ハリーに何かをお願いしても、いつも仲良くやっています。
庭でけんかするようなことはありませんよ。」
(出典・画像:豪ABC)
思っている、考えている、だけではなかなか変わりません。
変えるには動くことが必要です。
多くの人を勇気づけてくれる兄弟です。
この方も多くの発達障害の方とその家族を元気にしています。
博物館で働く彼女はレッテルを乗り越えた代表者
(チャーリー)