- 音楽は自閉症の人にどのように影響するのか?
- 自閉症の子どもに音楽を教える際に重要な要素は?
- 自閉症の子どもが音楽を学ぶ際に差別にどう対処するべきか?
娘の小学生の頃のピアノの発表会は今でも忘れません。
娘のジェイドは2歳8ヶ月で発達障害の自閉症と診断されました。
それまで私は自閉症についてよくわかっていませんでした。
自閉症の女の子がいることにおどろきました。
ジェイドにはコミュニケーション方法がなく、それを支援するための方法も見当たりませんでした。
私は試行錯誤するしかありませんでした。
幸運なことに、自閉症の息子をもついとこ、パトリシアが私にはいました。
パトリシアからは、苦手なことよりも得意なことを伸ばすようにアドバイスされました。
ジェイドが3歳を過ぎたとき、お話をするぬいぐるみと音楽が流れるブロックに夢中になっていることがわかりました。
何度も何度も音楽を流していました。
この音楽への興味をコミュニケーションにつなげることができないかと考えました。
幼児向けの音楽教室に入り、それから音楽療法についても調べました。
障害をかかえる子どもたちへの療育を行う素晴らしい音楽家に出会うことができました。
彼はジェイドの才能を見出しました。
ジェイドは特定の楽器の演奏を学ぶことが得意でした。
4歳を過ぎたときにはピアノを学ぶようになりました。
11歳になったジェイドは、ピアノを弾き、ドラム、ウクレレ、ギターの演奏も学んでいます。
自閉症の子どもに音楽を役立てるための3つの重要なことを私は知りました。
1.音楽はコミュニケーションに最適です
音楽の自閉症の人たちへの影響に関するこれまでの研究で、音楽による療育が社会的コミュニケーションと機能的な脳の接続性を改善できることを示しています。
歌うこと、韻を踏むこと表れている彼女のコミュニケーション方法の成長、そして柔軟性の一部は、ジェイドの音楽と歌への愛情によるものだと私は思っています。
2.適切な先生が必要です
適切な先生を見つけることは非常に重要です。
先生が自閉症についてすべてを知っていることは必須ではありませんが、子どもに柔軟に対応し、さまざまな戦略を試し、子どもと一緒に取り組めるように心を開く必要があります。
私は口コミや音楽学校に連絡することでそんな先生を見つけました。
私はまた適切なサポートを提供してもらうために自ら音楽教室に進んで行くようにしました。
子どもにあった適切な指導方法を見つける必要があることがわかりました。
ジェイドは曲を暗記することが得意だったので、それを活かすように先生に協力して行いました。
3.差別と戦う気持ちでいてください
両手を広げて私たちを歓迎してくれる先生や教室もありましたが、他の子どもたちと一緒には教えられないと対応する人たちもいました。
すべての教室や親たちが歓迎してくれるとは限りません。
あるピアノの発表会ではジェイドが独り言を言うので、退出を求められました。
しかし、子どもが特に落ち着きがない場合、何度も何度も同じことを繰り返す必要がある場合、コミュニケーションがとれない場合でも、優れた先生は教える方法を変えて対処してくれました。
差別のない教室を見つけ、適切な学習環境を提供できるように親は協力する必要があります。
難しいこともいろいろありましたが、音楽は私の娘、ジェイドにはとても価値あるものでした。
この音楽への旅で私たちが発見したすべてが価値あるものです。
ジェイドは毎日歌を歌って、音楽を聴いています。
新しいスマホやアプリを使って楽しんでいます。
私はジェイドの将来に多くの夢と希望をもっています。
音楽がすべての自閉症の子どもの将来の仕事に役立つとまではいいませんが、音楽を成長のために利用することはデメリットよりもメリットのほうが多くあります。
音楽は世界への扉を開き、友だちを作る機会となるだけでなく、単純にそれだけで自閉症の子どもたちの喜びになります。
(出典:米The MIGHTY)(画像:Instagram)
家に閉じこもっている今こそ、さらに音楽が助けてくれます。
うちの子も好きな曲がかかると、のりのりで楽しく体を前後に揺らしだします。
見ているこちらもいつも楽しくなります。
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(チャーリー)