- 発達障害の子どもが家庭での学習をうまく進める方法は?
- 子どもの学習スケジュールを規則正しく保つ方法は?
- 家庭学習中に発達障害の子どもが楽しく学べるようにするには?
家庭での学習には、多くの親が苦労しています。
発達障害の子を持つ親は、さらに苦労する場合もあります。
9歳のブロディは音楽が大好きです。
先生とのテレビ電話での授業の中でブロディーは母親のヘザー・ワトソンと一緒に座って歌いました。
ブロディは発達障害の自閉症です。
学校に通うことができずに家にずっといる、学校の先生や友だちと離れていることは母親のヘザーにもたいへんなことです。
「私にはできない方法で、先生が息子を教育してくれることが、今はなくなってしまいました。
友だちと一緒の教室にいるだけでも息子には良いことですが、それもありません。
また、学校で先生といる時間に母親と一緒にいることを理解するのも、息子には簡単ではありませんでした。
いくら説明をしてもうまくいきませんでした。
生活が変わることは発達障害の子ではそうでない子に比べてずっと難しくなります」
ブリッジウェイ・アカデミーのブロディの担任の先生は保護者に教材を渡し、毎日オンラインで授業を行っています。
ブリッジウェイ・アカデミーの共同設立者でエグゼクティブ・ディレクターのアビー・デイビスは自分たちができることをしているだけと言います。
「私たちの生徒は、それぞれみんな異なるニーズを持っています。
座って会話をできる生徒もいれば、じっと座ることができない生徒もいます。
そんななか、規則正しいスケジュールは大事です。
毎日同じ時間に起きて、決まった時間に学校の授業を受けることが重要です。
本当に素晴らしいことに、私たちがテレビ会議ができるサービスが今はいくつもあります」
またデイビスはこう言います。
「毎日、完璧に行うことは、家族にとって簡単なことではないでしょう。
今日は出来ても、明日もそう出来るとは限りません。
しかし、楽しんで乗り越えるつもりでいることが必要なんです。
ブロディの家族は、まさにそのように前向きに、そして新しい授業方法に取り組んでいます」
ブロディの母親のヘザーはこう言います。
「テレビ会議の授業になるので、私たちも創意工夫し、お風呂で学習したり、体を動かすようにすることは必要でした」
そしてヘザーは先生への感謝を伝えます。
「発達障害の息子には私だけでは苦労することもあります。
先生たちが、こうした子どもたちを愛して対応してくれることに本当に感謝しています。
息子が40歳になるまで、いれたらいいのにと思うくらいです」
(出典・画像:米WBNS)
すべての家庭で利用できるわけではない等の理由があって、学校教育では難しいところもあるのでしょう。
しかし、昨今の在宅勤務要請などもあり、ますます仕事の現場では、こうしたテレビ会議システムが利用されています。
日本の特別支援学校などでもいち早く、こうした授業が行われてほしいです。
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(チャーリー)