- レーダーはディランにどのような支援を提供しているのか?
- レーダーがディランの家族にどのような影響を与えているのか?
- レーダーはディランにとって友達以上の存在となっているのか?
10歳のディラン・ゴードンは発達障害の自閉症です。
ディランが不安になると犬のレーダーが、重い毛布となってディランをつつみ落ち着くようにしてくれます。
店内や公園、外出時にはレーダーはずっとディランのそばにいて安心させてくれます。
ディランが車に入り、靴をぬぐとレーダーのやわらかな茶色の毛皮があたためてくれます。
レーダーは介助犬を超えて、ディランの親友となり、ディランと世界をむすぶ橋渡しもしてくれています。
ディランは話すことができません。
「ディランは家族からも孤立していました」
そう介助犬のコーディネーターのクリスティーナ・コンラッドはそう言います。
「しかし、レーダーがそんなディランを変えたんです」
母親のハイメも本当に助かっています。
レーダーが日常生活での混乱を減らしてくれました。
「私たち家族はみんな、レーダーが大好きです。
家族全員に幸せをくれます」
しかし、レーダーは間違いなく家族の中でもディランのパートナーです。
ディランはレーダーのブラシをかけます。
ゲームで遊んでいる間は、iPadをレーダーの上に置いています。
そして声が出るデバイスを使って、レーダーに指示を与えることもできるようになりました。
今ではレーダーに頼むと服をもってきてくれます。
「自閉症の子どもには、家族以外に友だちはいないことが多くあると思います。
レーダーはいつもディランのことを気にかけてくれていて、本当に友だちのようです」
ディランは18ヶ月のときに自閉症スペクトラム障害と診断されました。
「子どもが自閉症であれば、それはずっと続く挑戦になります」
そう母親のハイメは言います。
ハイメはディランの世話をするために仕事をやめ、今は弁護士の仕事をしています。
ディランが6歳になったときに、介助犬の申請を行いました。
そして4年間待って、ディランがやってきたのです。
名前のレーダーはドイツ語では車輪という意味です。
母親のハイメはこう言います。
「レーダーは本当にディランの車輪のような存在です。
どこに行くにも助けてくれるのです」
(出典・画像:米The Philadelphia Inquirer)
こんなワンちゃんがいてくれたら、ご本人だけでなく家族も本当に助けてくれる存在になると思います。
発達障害の息子に友だちができた瞬間
(チャーリー)