- この靴は、どんな触覚や視覚の問題を考慮して設計されているのか?
- どのような組織と協力して作られた靴なのか?
- どんな特徴や機能が靴に組み込まれていて、なぜそのような設計になったのか?
ヴァンズ(VANS)が、発達障害である自閉症の人向けの「センサリー・インクルーシブ」の靴をデザインしました。
幼児、子ども、大人向けの靴が含まれたコレクションで、自閉症の人がかかえている触覚や視覚に関しての問題を念頭に置いて設計されたものです。
発達障害のある人々のケアを支援する擁護団体の国際資格認定および継続教育基準委員会(IBCCES)と共同して作りました。
IBCCESが靴のデザイン、カラーパレット、コミュニケーション戦略を評価しました。
最終製品は自閉症の人に役立つものとして認定されました。
靴のデザインは、IBCCESと自閉症の人たちの経験をもとに行われ「触覚、視覚、および音の感覚に焦点を合わせた設計機能」が含まれています。
すべての靴はヴァンズのComfyCush(コンフィクッシュ)ソールで、幼児や子供向けのほとんどの靴は簡単に履けるようにヒールプルタブがついています。
そして、多くはスリップオンかベルクロです。
より感覚的な要素を加えた、視覚的な刺激の「ホログラフィックウォータープリント」や触覚的な方法で刺激する「スクイーズチェックアッパー」または赤いベルベットのハートのものもあります。
落ち着いたカラーパレットでデザインされた、シューズにあわせたTシャツのシリーズもあります。
来月から世界中で行われるまざまな自閉症啓発イベントにあわせ、この収益の一部は自閉症の子どもたちとその家族を支援することを目的に設立された、Aスケート・ファンデーションに寄付されます。
VANS AUTISM AWARENESS
(出典・画像:英design WEEK)
発達障害の方に向けて、有名企業からこんなふうに商品が提案されれば、とてもうれしく思います。
どんどん、こうした取り組みが行われてほしいですね。
レクサスが開発した乗用車。脳性まひの子も同じように遊んで
(チャーリー)