- 移動ミュージアムは、どのような特別支援を必要とする子どもたちに対応しているのだろうか?
- 移動ミュージアムの設立者の動機や熱意は、何に基づいているのだろうか?
- これからも継続的に運営されていくためには、どのような支援が必要なのだろうか?
発達障害の自閉症など特別支援が必要な子ども向けの移動ミュージアムを作りたいというライアン・アボットの夢が叶いました。
アボットは感覚に問題をかかえる子どもたちを支援するために、2019年にザット・キッド・プレイスを作りました。
「私の息子も自閉症をかかえています。
親として、もっと感覚に触れること、子どもに優しい感覚の必要性を感じていました。
自閉症については多くの医学的、科学的な見識が集まってきていますが、
ふだんの生活からもわかることが多くあります。
私が自閉症を理解するのに、医師である必要はありません。
私は親です。
メリットがあることがわかれば、私はそれをします」
2019年にアボットは最初の移動ミュージアムを作りましたが、子どもたちにはそれは適当でないことがわかりました。
車椅子の子どもが入れなかったからです。
そして、すべての子どもたちに楽しんでもらえるように、改めてこのザット・キッド・プレイスを作りました。
長さ約8メートルの密閉された空間をもつトレーラーです。
エアコンもついていて、車椅子でも入れるように電動の補助もあります。
スチームパンクの世界、レゴ、ツリーハウス、レーザーによるショーなどが楽しめます。
「多くの子どもたちが楽しめる場でも、自閉症の子など特別支援を必要とする子どもには難しかったりするのです」
アボットは22年間仕事をした後に、約700万円を投資して非営利組織を立ち上げ、この活動を行っています。
今後も継続できるように資金集めを行っているところです。
「ここに来た子どもたちはとても喜んでくれています。
私の期待どおりに、楽しめる場所になっています。
基本、無料でサービスを提供しています」
寄付によって、アボットはこの移動ミュージアムを移動させています。
学校の行事や誕生日パーティー会場に現れます。
今後、内容を変えた移動ミュージアムを2つ作る予定だといいます。
「やりたいことを実現します。私はやらない男にはなりたくありません」
順調に薦めば、今の移動ミュージアムを常設でどこかに置くことも検討しています。
「多くの人が私を信じて、ここに来てくれました。
やっと私は出発点に立てたと感じています。
私を支えてくれる人がいなければ、今私はここにいませんでした」
(出典:米WGLT)(画像:Facebook)
親だからわかる。
それはいろいろあると思います。
こうして、自分の子だけでない子にも役立とうという気持ち、本当に素晴らしいと思います。
クレーンの会社のみんなが愛した、クレーン大好きな発達障害青年
(チャーリー)