- アーチェリーが発達障害や自閉症の人にどんな効果があるのか?
- アーチェリークラブでのスポーツ活動が、参加者や家族にどんな影響を与えるのか?
- アーチェリープログラムを通じて、どんな支援や取り組みが行われているのか?
アーチェリーツーユーは発達障害など特別支援を必要とする人向けのアーチェリーのクラブです。
20歳のエリオット・スミスは弓を引いて矢を離す感覚が大好きです。
「アーチェリーは自分に自信をつけてくれます。
またルールに従うことを学ぶのにも役立ちました」
そう、1歳半のときに自閉症と診断されエリオットは言います。
エリオットはこれまでにもいくつかチームでのスポーツにも参加してきましたが、より自分にあったものを見つけてほしかったと母親のデビーは言います。
「息子のエリオットはここに来る1時間前には準備万端の状態になっています。
息子はここでたくさん友だちもできました」
エリオットもこう言います。
「本当に楽しい時間なんです。
子どもでも大人でも、障害があってもなくても、すばらしいものです」
エリオットが参加しているアーチェリーのプログラムは自閉症スペクトラム障害の人たち向けに特別に考えられたものです。
アーチェリーツーユーのオーナーでありインストラクターでもあるロバート・スタダーは、妻と一緒に2年半前からこの取り組みを始めました。
「アーチェリーは一人で行えるスポーツです。
そして、段階的に難しいことに取り組んでいきます。
視覚的にわかりやすくしています」
現在35歳のショーン・マクリンは自分で放っていますが、最初はそうではありませんでした。
「ショーンが始めたときには、手を添えて一緒に行っていたんです」
そうショーンの母親のケリーは言います。
「息子の後ろに立って、腕を後ろに引いて、的の方へ顔を向けて、息子が的を見たらひもを一緒に引っ張っていました」
1年経って、こうして一人でできるようになりました。
この取り組みをカナダの全国に広げて、発達障害の人たちが安全に参加できるスポーツを普及させていきたいとロバートはいいます。
(出典・画像:カナダGlobal NEWS)
「チーム」で苦労することなく、一人で黙々と集中し楽しめて良いと思います。
高校生の頃に弓道部の体験で弓を引いて、的に当たったときの単純な楽しさを思い出しました。
柔道は自閉症の子どもの身体活動レベルを高めるのにとても良い
(チャーリー)