- 知的障害を持つ生徒が学べるライフスキルにはどんなものがありますか?
- 障害を持つ人たちが社会に貢献できる方法は何ですか?
- 特別支援教育での取り組みが将来の自立にどう役立つのですか?
障害をかかえる生徒たちが、困っている人たちに恩返しをしながらライフスキルを学んでいます。
17歳のクリスティン・クラスンは知的障害をかかえる高校3年生の一人です。
ギビングツリープロジェクトを通じて、クリスティンたち知的障害の生徒が、一生持ち続け、成長に不可欠なライフスキルを学びます。
洗濯、折り畳み、保管、サイズの読み取り、寄付された衣服の分類を行っています。
これらの服や衛生用品が学校で困っている生徒に贈られます。
「私たちは寄附された服や靴などを提供します。
私たちもうれしくなります」
そうクリスティンは言いました。
エミリー・スモークは特別支援教育の先生です。
このプロジェクトを進めています。
「今では毎日、知的障害の生徒たちがこれに取り組んでいます。
もう不可欠なこととなっています」
これまでに企業や個人から1000枚以上の衣類が寄附されました。
この取り組みを始める前から、エミリーは障害をかかえる生徒たちに対する周りの見方を変えたいと思っていました。
「特別支援教育は、私の中心にあり、とても大切なことです。
私は高校生の頃から多くのボランティアをしてきました。
それで大好きになったんです。
私は障害をかかえる人への見方を変える手助けをしたくて、特別支援教育の教員になったんです。
変えることはとても時間がかかる大きなことです。
簡単にはできないことだとわかっています。
なので、毎日一歩ずつ進むしかありません」
そして、この毎日の一歩には、毎日行う仕事を通じて生徒たちが成長していくことも含まれます。
最終的には、学校卒業後もこうした仕事で自立できるようになることを目指しています。
「毎日、決められた仕事を完了しなければなりません。
これが、将来の仕事に役立つ日常スキルの成長につながっていきます」
エミリーはこう言います。
「私はただの教師にしかすぎません。
しかし、子どもたちを助けたい、子どもたちが大好きです。
なので、私も毎日取り組むことができます」
(出典・画像:米WALB)
こんなふうにたくさんの服が贈られて、
そしてその服で助かる生徒がいて、学べる生徒がいる。
人の温かさも学べますね。
知的障害の卒業生が母校の特別支援学校で着ぐるみを着て大活躍
(チャーリー)