- 発達障害の子どもたちがディズニー映画を見ることでどんな影響を受けるのでしょうか?
- 自閉症の人でも音楽や芸術を通じて成長できるのでしょうか?
- 発達障害や自閉症の子どもが将来自立するために親ができることは何でしょうか?
ディズニーの「人魚姫」が発達障害の自閉症スペクトラムであるプロの歌手、カトリーナ・アギラールに声だけでなく夢の実現も与えてくれました。
4歳のときに自閉症と最初に診断されたとき、アギラールは話すことができませんでした。
そして彼女は、アニメの海底の物語の色、音楽、魔法を使って、5歳のときには必死に自分自身を両親に表現しようとし、そして最終的には歌うようになりました。
現在32歳の彼女は、米ボストン音楽院の声楽科を卒業しています。
今度の日曜日の夕方には教会で、お気に入りのディズニーアニメーション映画の16曲を歌います。
これは、米サンディエゴの自閉症ツリープロジェクト財団の募金活動です。
アギラールにとって、ディズニー映画は話すこと、そして歌うことを学ぶのを助けただけでなく、発達障害の人が感じる孤独に対して助けてくれたと言います。
彼女がショーで歌う2つの歌は、まわりに馴染むことに苦労する部外者について歌うものです。
「これらの歌は孤独についてのものです。
理解され受け入れられることだけを本当に望む歌です。
誰にとっても難しいことかもしれません。
しかし目を開いて、もっと困難に感じているたくさんのさまざまなタイプの人を見てください。
彼らに自分を感じるはずです。
これらの歌には、とても私の個人的な思い入れもあります。」
アギラールの父親のカルロスは、妻のマージョリーと娘のアギラールの自立を長年心配してきたといいます。
「娘は、ディズニーの『美女と野獣』『アラジン』などの映画のサウンドトラックを見たり聞いたりして喜んでいました。
娘は本当に人が苦手で友達を作るのに苦労していました。
しかし、最終的にはディズニー映画が娘を助けてくれたんだと思います。
まず話すことを学びました。
セリフや歌が大好きになって、それが大きな助けになりました。
明らかにディズニーのおかげです。
人への共感、愛、協力することは、発達障害の子にとって理解するのは簡単ではなかったはずです。
時間はかかりましたが、そうしたことも教えてくれ、学んでいました。」
父親のカルロスは娘のアギラールは、歌と演技の才能だけでなく、自分の物語を語る彼女の勇気にもつながったといいます。
アギラールはボストン音楽院で過ごしていた間も、友達にさえ自分が自閉症だとは決して言いませんでした。
「娘のまわりの人たちは、娘が違っていることはわかっていたようです。
しかし、その理由は知らなかったはずです。
娘は強い意思をもってそうしていました。それは簡単なことではなかったはずです。」
アギラールはこう言います。
「私が発達障害の人たちに伝えたいと思っていることは、
『あなたは孤独ではない。』
ということです。
発達障害でない人たちにも、発達障害の人たちが経験していることを理解してほしいと願って、私は歌っています。」
(出典・画像:米The San Diego Union Tribune)
好きなことがこうして大きな成長を助けてくれます。
好きなことを見つけたら、ますます好きになるように一緒に楽しんで、手伝いたいですね。
発達障害の子のためのニューヨーク交通博物館の放課後プログラム
(チャーリー)