- 旅行に自信を持つ機会を得ることができるのはどのような効果があるのか?
- 旅行中に興奮したり怖がったりする際、どのようなサポートや方法が有効なのか?
- 亡くなった人を思いながら特別な体験をすることには、どのような意味があるのか?
発達障害や知的障害をかかえる子どもたちに、旅行をすることに自信が持てるようになれる機会が設けられました。
「私たちが当たり前のように感じている毎日のことが、こうした子どもたちには難しいことがあります。」
自閉症スペクトラム障害の息子、ジェットをもつブルック・ジョンソンはそういいます。
ブルックは「ウィングス・フォー・オーティズム」の模擬フライト搭乗に応募しました。
ボーディングブリッジを歩いたり、シートベルトのバックルをしめたり、飛行機のエンジンの音や振動を体験したり、滑走路の上を走ったりなどを体験することができました。
「息子は楽しい時間を過ごしました。本当に楽しみました。
息子は興奮すると、椅子の背もたれを蹴り始めます。
それを防ぐための方法もいくつかわかりました。」
ジェットが飛行機の窓に映る外の景色に夢中になっている間、前の席に座るコール・スミスはシートベルトの構造や安全のためのパンフレットに夢中になっていました。
飛行機のエンジンがスタートすると、コールは少し怖がっていました。
「飛行機がこのまま飛び立つ、そう感じても実際にはそうはなりません。
しかし、飛び立たなくてよかったんです。安心できます。
これは、飛行機に乗って旅をする練習の機会なんです。」
そうコールは言います。
そして、今回はこれまでにない特別な飛行機搭乗体験の機会となりました。
それは、乗る予定であった少年が数週間前に亡くなっていたからです。
母親のトニー・バルはそれでも参加することにしました。
亡くなった息子を思い、小さなクマのぬいぐるみと一緒に乗りました。
「息子が乗っていたら本当に喜んでいたと思います。飛行機が大好きでした。
息子のエムシンは何でも体験することが好きでした。」
機長はエムシンのことを思い、小さなクマと一緒に操縦席に座りました。
(出典・画像:米abc30)
日本でもこうした取り組みは始まっていますね。
いつかうちの子とも体験してみたいと思います。
天国の彼もきっと楽しんでいたはずです。
クレーンの会社のみんなが愛した、クレーン大好きな発達障害の青年
(チャーリー)