- なぜ息子は限界を感じて死にたいと思ったのか?
- なぜ母親は料理とソーシャルメディアを息子にすすめたのか?
- 母親はなぜ息子を発達障害の犠牲者にさせたくないと思ったのか?
ハンター・ブードレックスは、たくさんのレシピの中からお菓子作りを始めるときには笑顔がこぼれます。
しかし、この15歳の発達障害の少年パティシエはずっと楽しく過ごせてきたわけではありませんでした。
発達障害のアスペルガー、ADHDをかかえていていじめられてきたと言います。
「彼らは人間ではありません。心に問題があります。」
母親はハンターが家に帰ってくるなりすぐに部屋に座りこんでいるのを見てきました。
話をしようとすると、母親は息子から恐ろしいことを聞くことになりました。
「息子は限界でした。死にたいと言いました。
私は恐ろしくなりました。」
母親は息子の人生を変えるために、料理とソーシャルメディアをすすめました。
今ではハンターは、オーティズム・シェフという名のYouTubeのチャンネルをもち、
魅力的な人がらと料理への愛を世界に発信しています。
「息子のハンターは自分を発達障害の人として捉えることをやめました。
なぜなら、自分でそう捉えてしまえば、他人も自分をそう扱うようになるからです。
私も息子を発達障害の犠牲者にはさせません。」
母親は、ハンターには自分らしく生きてほしいと願っています。
息子のハンターはこれまでに何十もの料理動画をアップし、YouTubeを積極的に活用しています。
「生きていれば、それだけで辛いことはたくさんあります。
なので、さらに積極的に辛いことを受け入れることはないでしょう。
できるかぎり、楽しいことをするべきです。」
母親は息子のハンターに笑顔が戻ってきて、本当にうれしいといいます。
(出典・画像:米WTHR)
見てもらえなくたってかまわないと思います。
笑顔になれることが一番です。
楽しんで続けていれば、いずれ誰かがその楽しさや笑顔を共有したくて見てくれるようにもなるはずです。
ジェットコースターが発達障害の子と親の世界を変えてくれた
(チャーリー)