- 発達障害や認知障害のある人が楽しめるインタラクティブなゲームはどのようなものがあるのか?
- インタラクティブなゲームが発達障害や認知障害のある人にどのような効果をもたらすのか?
- 発達障害や認知障害のある人を支援するために利用できるテクノロジーにはどんなものがあるのか?
光によるインタラクティブなゲームをテーブルに投影するデバイスが、発達障害や認知障害の人を支援するものとしてアイルランドの図書館で利用されています。
このオランダ生まれの「トベルタフェル」は、魔法のテーブルという意味の名前が付けられています。
一年前に導入されました。
「このトベルタフェルは天井に取り付けられた機器によって実現されています。
テーブルの上に光のアニメーションを投影し、手や道具の動きを認識して、インタラクティブに楽しめるゲームを実現しています。
発達障害や認知症の人が社会的、認知的、身体的に活発になるように特別に設計されたインタラクティブなゲームが行えるようになっています。」
そうこの図書館のエリカ・チビは説明します。
ゲームは、毛虫を蝶に変える、落ち葉を掃除する、置いた音符にあわせて鳴るオルゴールなどがあります。
「これは間違いなく、ゲームをした人を楽しませます。
特にオルゴールは素晴らしい思い出を作ってくれるツールとなっています。
認知症をわずらったお年寄りは、子どもの頃の歌を歌って記憶を取り戻しています。」
そして、発達障害の子ども向けのゲームも含まれています。
「ゲームによって、人との会話も促進されています。
記憶と会話の能力を高めています。
話すことが出来ない子、話すことが難しい子がやりとりを楽しんでいます。」
クレア・デーリーと発達障害の5歳の息子のジャックはこのトベルタフェルをいつも楽しんでいます。
「息子は興味を持てないとすぐに放棄していしまいます。
しかし、興味をもったことなら本当に楽しむことができます。
このトベルタフェルの列車ゲームが大のお気に入りなんです。」
この図書館に置かれているトベルタフェルはさらに充実される予定です。
(出典・画像:アイルランドRTE)
発達障害の子や家族にも楽しんで学べる機会になることは間違いないでしょう。
日本でもこうした技術はめずらしいものではないので、発達障害の子と親向けに実施しているところがあったらいいですね。
剣と魔法の力で発達障害の人のコミュニケーション能力が向上
(チャーリー)