- このアニメ制作の支援には、どんな組織や団体が関わっているのか?
- ウィーヴィングはなぜこのプロジェクトに参加したのか?
- カイがアニメを通じて伝えたいメッセージは何か?
映画や舞台で活躍をする俳優のヒューゴ・ウィーヴィング。
スター俳優が、ゴールドコーストに住む発達障害の若者のアニメ制作を支援しました。
ショートフィルムの「発達障害と生きる‐カイの話」は、ウィーヴィングの近所に住んでいたおいの、コンピュータゲームとガーデニングが大好きな青年のカイ・グリーンウッドをもとにしたアニメです。
カイの父親が手助けをし、ゴールドコーストの発達障害者の支援を行う複数の組織によってアニメが作られました。そのアニメはゴールドコースト大学病院にて上映され、賞賛されました。
このプロジェクトを支援している間に、名声よりもこの目的に賛同した人たちとのつながりができたことが喜ばしいとウィーヴィングは語っています。
「『有名』というのは少し虚しいものです。
実際にカイと私は家族ぐるみの付き合いをしていましたので情熱をもって支援に関わりました。
その理由は、私が有名であることが助けになるかもしれないと思ったからです。
これは本当に素晴らしい経験となりました。」
このショートフィルムは発達障害の人とその家族がかかえる困難を多くの人たちに知ってもらえるように作られました。
「本当によい出来ですよ。」
カイも言います。
「みんなに僕を知ってほしい。僕がみなさんとは違っていることを」
このアニメの制作には、ゴールドコースト病院基金、クイーンズランド発達障害者団体、グリフィス大学フィルムスクール、リマホテル、そしてゴールドコースト病院が支援を行っています。
ウィーヴィングは、映画マトリックスでのエージェント・スミスで有名です。ロード・オブ・ザ・リング、ホビット3部作などに出演しています。
ウィーヴィングが行った役で一番好きなものをたずねると、カイはトランスフォーマーのメガトロンと答えました。
「それは、私が一番嫌いな役だよ。」とウィーヴィングが笑います。
ウィーヴィングとカイは、続きの話についても、既に考え始めています。
「本当に楽しい。続きの話が作れるのなら、もちろんそうしたい。」
カイはこのショートフィルムを多くの人に知ってほしいと考えている間、ウィーヴィングのアドバイスに注意深く従っていました。
善意のハリウッドスターの名声を、カイはうまく利用することができました。
(出典・画像:豪GoldCoastBulletin)
マトリックスは本当に大好きではまった映画です。
中でもエージェント・スミスのヒューゴ・ウィーヴィングは強烈な印象でした。その他の映画でも見つける機会が多くなって、うれしくなったものです。
そういった人がこのような活動をされていることを知るとますますうれしくなります。
有名であることに慢心をしないで、それをうまく利用してもらいたいと考えるところも本当に素敵です。
有名な「カールじいさん」はラスベガスでポーカー大会を開催して支援をしていましたね。
カールじいさんが説く。必要なのは「寛容さ」
(チャーリー)