発達障害のニュースと障害者のハンドメイド

自閉症でない子どもは目を見る。自閉症の子は口を見る。研究

time 2019/07/17

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分です。

自閉症でない子どもは目を見る。自閉症の子は口を見る。研究
  • 自閉症や発達障害の早期診断にはどのような新しい方法がありますか?
  • 言葉を話せない子どもでも診断可能な方法はありますか?
  • 視線追跡技術はどのように自閉症の診断に役立ちますか?

カナダのウォータールー大学の研究チームが、幼児の自閉症を診断するための新しい「子供に優しい」方法を開発しました。
赤外線技術を用いて、人の顔の特徴を理解しようとするときの視線の動きを追跡するものです。
応用数学、薬、生物学のアニタ・レイトン教授はこう言います。
「典型的な発達の子どもの場合には、目を見る時間が多くなります。
一方で、自閉症の子どもは口を見る時間が多くなります。」
e1
レイトン教授らによる研究チームは、40人の子どもたちに、44人の顔を画像を見せ視線の追跡を行いました。
子どもたちはみんな5歳程度で、17人が自閉症スペクトラム障害と診断をされています。
残りの23人は自閉症など発達障害はありません。
視線の追跡の違いが明らかにわかるといいます。
そして、この違いを使うことで幼児や言葉を話すことができない子どもにもうまく機能する診断ツールを開発できるようになりました。
e4 e2
現在の自閉症スペクトラム障害の診断方法の一般的な方法は、親や子どもに質問に答えてもらうか、心理学者が子どもを評価するものです。
「子どもにはそれは簡単なことではありません。
自閉症であってもなくても、4歳くらいの子どもがそこに座って質問に答える姿を想像してみてください。
それは、子どもにとってはたいへんなことです。」
一方で、この視線追跡による診断方法は、ほんの数分で簡単に済むものです。
自閉症スペクトラム障害の早期診断ができれば、子どもは言語療法のような療育を早期に受けることができます。
早く療育を受けることができれば、重要なライフスキルを身に着け、自立した生活を送れる可能性が高まります。
レイトン教授は、この視線追跡による診断方法は不安症やうつ病、さらには認知症の診断にも使えることを期待していると語りました。
(出典・画像:カナダCBC)(画像:Pixabay
コミュニケーションができない子どもや方を知る方法として、この視線追跡、アイトラッキングの研究はこれまでにもよく伝えられています。
早く実利用ができるものとして確立されるとよいですね。
発達障害の子が目を合わせないのは無関心?不快?

(チャーリー)


たーとるうぃずを「いいね!」をする。フォローする。

その他の最新の記事はこちらから
福祉作業所で障害のある方々がひとつひとつ、心をこめて作り上げた良質なハンドメイド・手作りの品物をご紹介します。発達障害の関連ニュースや発達障害の子どもの4コマ漫画も。
気に入ったものはそのままamazonで簡単にご購入頂けます。

商品を作られた障害のある方がたーとるうぃずやAmazonに商品が掲載されたことで喜ばれている、売れたことを聞いて涙を流されていたと施設の方からご連絡を頂きました。

ご購入された方からは本当に気に入っているとご連絡を頂きました。ニュースや4コマ漫画を見て元気が出たとご連絡を頂きました。たーとるうぃずがますます多くの方に喜ばれるしくみになることを願っています。


NPO法人Next-Creation様からコメント

「たーとるうぃず様で販売して頂いてからは全国各地より注文が入るようになりました。障がい者手帳カバーは販売累計1000個を超える人気商品となりました。製品が売れることでご利用者の工賃 UP にもつながっています。ご利用者のみんなもとても喜んでおります」

テキストのコピーはできません。