- 深刻な不安を抱える発達障害を持つ人にとって、どのような支援方法が効果的だろうか?
- 思春期から悪化していく不安症や自傷行為など、発達障害の症状に対して家族がどのように向き合えばいいのか?
- 浮遊療法が発達障害や不安症に効果的とされているが、他の治療方法と比べてどのようなメリットがあるのだろうか?
サンドラ・トプキンスには16歳の息子のネイサンがいます。
ネイサンは発達障害。深刻な不安にいつも苦しんでいました。
サンドラによれば、ネイサンの不安症は思春期の頃から悪化し始めたといいます。
ついには自傷行為をするまでになってしまいました。
息子のネイサンが苦しんでいる時期がずっと続き、サンドラは何とかしたいといろいろな方法を探し求めました。
1960年代から存在していた療法の一種を見つけました。
「浮遊」です。
浴槽に浮かぶのです。
浴槽の大きさはそれぞれですが、典型的なものは長さ約2.5m、幅は1.4mあります。
そして、体をどんなに動かしてもずっと浮かんでいられるように、広く入浴剤として利用されている硫酸マグネシウムが約450kgも溶かされています。
サンドラは息子のネイサンにこの「浮遊」を経験させました。
初めての機会だったの大きな変化があったといいます。
「息子はありあまったエネルギーを開放できたようです。
とても明るい表情になって出てきました。
気分がよくなったこと、穏やかになったことが自分でもわかったようでした。
ずっと続いていた不安が取り除けたようで、私も大きく安心できました。」
もちろん、この療法の利用にあたっても医師への相談が推奨されますが、
サンドラにとっては、重力から放たれて、感覚を遮断したことは、完全にリラックスできる方法になりました。
これまでの研究で、この浮遊療法は、体の回復、瞑想の効果、生理学的なメリットがあることが示されています。
ネイサンは、サンドラにもっと早く体験させるべきだったといいます。
「息子の苦しみを助けようと、いろいろなことを試して見ました。
ずっと、うまくいくものが見つかりませんでした。
しかし、息子にはこの浮遊療法が、正解でした。」
そして、ネイサンは夫ともに今では、この浮遊療法を体験できるセンターを自らオープンしています。
(出典・画像:米KTUU)
うちの子も今は大きくて無理ですが、小さかった頃はお風呂でもよくプカプカ、くらげのように浮いていました。
少し周りから遮断される感覚が気持ち良いのだろうと思っていました。
プールにもっと連れていってやれればと思います。
自閉症の子の命を守るために何よりも水泳を
(チャーリー)