- 自閉症や発達障害を持つ子どもには、どのような支援が必要なのか?
- 介助犬が自閉症の子どもにとってどのような役割を果たすのか?
- 自閉症の子ども向けの介助犬はどのような特性や訓練を経ているのか?
米国疾病管理予防センターの2018年の発表によれば、米国では59人に一人の子が自閉症と診断をされています。
発達障害である自閉症の子どもを助けてくれるのは4本の足をもつ存在かもしれません。
「来るのを待ち続けていました。今、インディは息子にとって大きなものを与えてくれています。」
自閉症の12歳の息子、マックスをもつ母親のジェイミー・リッチャ―はそう言います。
「ポーズ・ウィズ・ア・コーズ」からやってきた介助犬のインディーはもう5年、マックスのそばにいます。
それまでは無理だと諦めていた経験をしてきました。
「最近の休みには、州の外に旅行に出かけました。
まったく住んでいるところとは違う場所でした。
しかし、インディのおかげでマックスはおおきなトラブルを起こすこともなく家族みんな楽しく過ごせて、あたらしい経験ができました。」
インディは「ポーズ・ウィズ・ア・コーズ」で、自閉症の子どものために特別に訓練をされた介助犬です。
マックスの母親であるジェイミーは、ポーズ・ウィズ・ア・コーズがそれぞれの自閉症の子どもにあった介助犬を提供しようとこだわることに驚いたといいます。
「まるで、最初からこの子どもにはあの犬と決まっていたかのようにぴったりの犬を見つけて提供してくれました。どうしてそんなにぴったりな犬を見つけられるのか私にはわかりません。」
ポーズ・ウィズ・ア・コーズのポストは何十匹もの中から、自閉症の子どもの介助犬にふさわしい犬を選んできました。
「子どもが乱暴にドアを叩いたり、叫んだりしても、驚かない犬が求められます。」
ポストはこれまでに13匹の自閉症の子ども向けの介助犬を提供してきました。
「この犬は私のそばにいることが大好きです。
これは、自閉症の子ども向けの介助犬としては、良くも悪くもありません。
だきしめたときが問題です。
だきしめられても大丈夫か。しっぽを引っ張っても大丈夫か。
この犬はしっぽを引っ張ったときに、逃げましたが、噛んだりはしません。
とてもいい子なので、すぐに戻ってきました。
この子は、自閉症の子ども向けの介助犬としての素質があります。」
そうポストは言います。
ラエと名付けられたこの子犬はまだ生後9ヶ月です。
2歳になるまで訓練が行われます。
そして合格すれば、マックスのところにやってきたインディのように、必要とする子どもを助けるようになります。
(出典・画像:米WZZM13)
こんなワンちゃんがうちの子のそばにいてくれたら、うちの子もニコニコするんだろうなと。
ずっと憧れています。
発達障害の子たちが落ち着き自由になれる小さな動物がいる農場
(チャーリー)