- 介助犬が発達障害の子どもたちにどのように役立っているのか?
- 介助犬は何をしてくれることで子どもたちの安全性を高めているのか?
- 介助犬によって子どもだけでなく、家族全体にどんな影響があるのか?
バネッサ・マッケンジーは息子のブレイクと学校に通うことを考えると、通学時の危険性などが本当に心配になりました。
マッケンジーの息子、9歳のブレイクは発達障害です。
コミュニケーションに困難をかかえ、突然走り出すこともよくありました。
「息子とは手をつなぐようにしていましたが、突然向こうにある木に登りたい、排水路の中に水が通っているか見たいと突然走り出そうとするのです。
少しでも握る手を緩めたら、何も言わずにどこかに行ってしまいます。」
しかし、その心配は今ではなくなりました。
1年前に、発達障害の子どもと家族を助けるために訓練されたラブラドール犬のポピーがやってきました。
ブレイクが家を出るときは、いつもポピーとつながっています。
ブレイクが走り出そうとすると、ポピーは座り込んで、それを防ぎます。
ポピーの穏やかな性格は、沢山の人に好まれるものですが、特にブレイクがどこかに走り去ってしまうのを防ぐのに役立っています。
そしてブレイクとポピーの関係は、ブレイクのコミュニケーション能力も改善させました。
「息子のブレイクは走る前に立ち止まって、行きたいところを私に言って、行っていいのかたずねるようになりました。
そんなふうに話せるようになったのは本当にすごいことなんです。」
母親のバネッサたちはポピーが息子のブレイクの介助犬となるように、事前にトレーニングに参加しました。
父親のリチャードはこう言います。
「一週間もすると、私たちはポピーと恋に落ちました。」
ポピーを提供したWAプログラムは、盲導犬を訓練してきましたが、2年前から発達障害の人を助ける犬も訓練するようになりました。
「私たちは、子犬の頃から気質を評価して、訓練をします。」
そうトレーナーのアビル・ウィルキンソンは言います。
「発達障害の人の介助犬は、おおらかな性格の犬が向いています。
さまざまな環境の中で、リラックスできなければなりません。
そして、いつでも助けることに集中できるように、気が散ることが少なければなりません。
少しおとなしく、やさしい犬。
そして、子どもたちのまわりでいつも本当にリラックスできる犬です。」
盲導犬が視覚障害の人を助けるように特別に訓練されているのと同じように、発達障害の人の介助犬も特別な訓練を受けています。
発達障害の子どもはそれぞれ異なるところがありますが、発達障害に一般的に共通する行動のいくつかに対処することができます。
「特に重要なことは、その人の安全を守ることです。」
そうアビルは言います。
「多くの子どもが突然亡くなったり、家にずっといます。
発達障害の子どもたちが、突然、道路に飛び出したりすることを恐れるからです。
私たちの犬はいつでも子どもとつながって、いつも一緒にいます。
走り出そうとしたら、座ったり横になったりして、それを防ぎます。」
(出典・画像:豪abc)
本当に頼りになっていると思います。
子どもだけでなく、子ども以上に家族を助けているはずです。
発達障害の息子を支えてくれるアヒルたちとこれからもずっと一緒
(チャーリー)