- 音楽が発達障害の人にどのように役立つのか?
- 発達障害の人が自信を持つにはどうすればよいのか?
- 家族や教師が発達障害の子供をどうサポートできるのか?
22歳のジェンマ・クーパーは発達障害について、先生と一緒になって歌にしました。
「音楽は、私の娘が障害を乗り越えるのに本当に役に立ちました。」
そう母親のジェリーは言います。
ジェンマは母親のジェリーと歌詞を書きました。そして、音楽の先生のクリストファー・ボンドが曲をつけました。
ジェンマは歌い、そしてFacebookに動画投稿しました。
それが大人気となっています。
5万回以上再生され、数百人がシェアをしています。
母親のジェリーは、音楽の先生のクリストファーのことをまるで女神のようだといいます。
長年にわたって、娘のジェンマにさまざまな楽器の演奏を教えてきました。
現在ではジェンマはブラスバンドにも入り、孤独でなくなりました。
そして、30人を前にあの歌も歌いました。
ジェンマは9歳の頃から退行がはじまり、できることができなくなっていきました。
「学校で過ごすことも難しくなりました。
授業中にじっとしていることもできず、廊下を歩き回っていました。」
発達障害と診断をされたあとは、ずっとベッドから出たくないと思う時期がしばらく続きました。
ミュージシャンでもある音楽を教えているクリストファー先生はこう言います。
「クリスマスの歌をジェンマが作りたいことがわかったんです。
ジェンマは才能があります。
ジェンマはサックスの演奏もできたりします。」
ジェンマは、自分が歌うことは好きではありませんでした。
そのため、一緒に歌う練習をしました。
すると歌うことが好きになり、自信もついて、先生がひくピアノに合わせて歌うようになりました。
「ジェンマはどんどん自信がついていきました。
私にとっても、本当にやりがいのある仕事だと思いました。
ジェンマはレッスンが大好きです。一生懸命がんばります。」
そうクリストファー先生が言います。
英国自閉症協会の広報担当はこう言います。
「ジェンマの歌は本当に素晴らしいと思います。
発達障害の人たちの79%が社会から孤立していると感じています。
ジェンマのこうした活動は、多彩な才能をもつ発達障害の人たちやみんなに力を与えてくれるものです。
発達障害の人たちの中から、芸術家、音楽家、詩人、俳優が生まれています。
たくさんの創造性があるのです。
こうしたことを知り、祝えることは素晴らしいことです。」
(出典・画像:英BBC)
好きなことを見つけて、輝けるように、いろいろなことにチャレンジすることを応援していきたいですね。
一緒にできることなら、なおさらいいですよね。
みんなで一緒に歌えば発達障害の子へのいじめが減るという研究
(チャーリー)