- 馬によるセラピーは、発達障害の人にどのような効果をもたらすのか?
- 高齢の馬が、発達障害の子供や大人に対してどのような役割を果たすことができるのか?
- 発達障害の人たちにとって、馬との交流がなぜ有効なのか?
年をとった馬が、オーストラリアのニューサウスウェールズ州の発達障害の女の子を助けています。
15歳のレイチェル・ケリーは、馬によるセラピーを受けています。
「私は馬のサームのそばにいると、すごく落ち着いて、勇気も出るんです。」
そうレイチェルは言います。
「サームがそばにいないと、話すこともできなかったりします。」
しかし、サームから離れてるときもレイチェルは変わったと母親は言います。
「レイチェルはこれまでと全く違います。
本当のレイチェルが見えるようになったと思います。」
獣医のデポラ・アベンフェスは、発達障害の人たちに馬がもつ力が役に立つといいます。
「ここに来る人たちの多くは、言葉でのコミュニケーションに困難を抱えています。
馬にふれると自然に体を動かします。
そして、馬はそれに反応してコミュニケーションをするんです。」
デポラは、馬のサームがレイチェルが殻を破ることを助けたといいます。
「今では、レイチェルは言葉で表現することができるようにまでなりました。」
発達障害の人たちのセラピーでは、馬であれば何でも上手にできるわけではありません。
馬のサームは27歳。かなりの高齢です。
発達障害の人たちへのセラピーで活躍する馬たちは、様々な状況や人に慣れるように訓練をされています。
サームはその中でも特に優秀です。
馬は人を怖がらせることがないために、セラピーにはとても有効だといいます。
「馬たちは、本質的に人に何かを求めようとはしません。
なので、人と一緒にいるときは、気持ちの交流を楽しむことだけが目的になるんです。
レイチェルは、馬との交流を通じて、体をよく動かすようになりました。」
オーストラリアでは、発達障害である自閉症スペクトラム障害の人が16万人います。
レイチェルはその一人です。
人とのやりとりに困難をかかえ、反復的な行動を行う、強いこだわりをもつなどの症状があります。
発達障害者支援団体のリザ・キャシディーはこう言います。
「こだわりを持つような、強い興味をもった人と一緒に何かをすれば、大きな成果を得られることがあります。
とても集中するからです。
そ
うすることで、新しいスキルを身につけることもできます。
数学なども教えることができます。
深い会話を通じて、よく理解できるようにすることができるんです。」
(出典・画像:豪abc)
もうずいぶん時間が経ってしまいましたが、とある牧場でうちの子も馬に乗ったことがあります。
馬に乗って歩きました。
本当にとても喜んでいました。ニンジンもあげたりしました。
またそんな機会を作りたいと思います。
発達障害の子に効く乗馬療法。1分間に百歩
(チャーリー)