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発達障害の女性はバレエの教室に20年通い続け成長してきた

time 2018/10/27

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分です。

発達障害の女性はバレエの教室に20年通い続け成長してきた
  • 話すことが突然なくなった理由は何だったのか?
  • バレエスクールに通って成長した点は何だったのか?
  • サポートや指導方法がどのように成長を助けたのか?

サリナス・ダンススクールはとても静かです。
レッスンが始まると、静かなクラシックピアノの音が聞こえます。壁一面のミラーが部屋を広く見せてくれます。
レッスンを受ける生徒たちは、つま先を上げたり下げたりしています。
レイチェル・バレンティンにとって、ここはもう一つの自分の家のように慣れ親しんでいる場所です。
5歳のときからここに通い、今では最年長の生徒です。
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レイチェルは生後15ヶ月のときに、話さなくなってしまいました。
それが、発達障害の最初の兆候でした。
しかし、レイチェルは今は他の生徒たちと一緒になって素晴らしいバレエを踊ります。
レイチェルは現在24歳。もう20年ほどダンスの練習をしてきたのです。
レイチェルは生まれたばかりの頃は、他の赤ちゃんと変るところはありませんでした。
しかし、初めての誕生日の後から、
「突然、話すことをしなくなったんです。」
そう、母親のジャネットが言います。
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発達障害の自閉症スペクトラム障害は、他の人とのコミュニケーションに困難をかかえます。
人と目を合わせたりしない、言葉やボディランゲージによるやりとりが難しい、まわりの状況に対応することが難しい、そして強いこだわりをもったりもします。
レイチェルは、幼児のように簡単な言葉を話すことはできますが、文章にして話すことはできません。
このバレエスクールのオーナーのリサ・アイゼンマンはこう言います。
「言葉ではなく、手のサインを使ったりして教えていたこともありました。
レイチェルが騒ぎ出してしまったときには、自分の唇に指をあてるようにしました。
そうして、コミュニケーションをとってきました。」
レイチェルは、バレエスクールに入るとあらゆる種類のダンスに挑戦してみました。
バレエの他にも、ジャズダンス、タップダンスなども得意です。
「私、全部した。」
そうレイチェルは言います。
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バレエスクールに入ってから1年が経ったころ発表会がありました。
たくさんの観客が集まったホールで、レイチェルの両親、ジャネットとマイケルは心配をしていました。
レイチェルは、頭に銀の冠をのせ、羽をつけて、妖精の姿をして舞台に登場しました。
そして、踊りだしました。
レイチェルの両親の心配は吹き飛んだといいます。
「レイチェルの人生のなかで、最高の瞬間でした。」
レイチェルは、毎週2回このバレエスクールに通っています。
アイゼンマンはこう言います。
「レイチェルは社会的な場面においても、すばらしく成長をしました。
今では、カフェでの仕事もしているんです。」
レイチェルはこう言います。
「それは、いつも、私は幸せになります。
来てくれる女の子、友だちです。」
レイチェルは、このバレエスクールの最年長の生徒になりました。
これからもずっと続けていきます。
(出典・画像:米The Californian
うちの子も2歳くらいのときに言葉がなくなりました。
それまでは「おはよ。」「ハッスル、ハッスル」なんて言っていました。忘れないでおきたい記憶です。
20年通われたんですね。現在は24歳。
まわりにいるのは子どもたち。
いい大人が子どもと一緒になってやっている姿を奇異に思う人もいるはずです。
しかし、そんなふうに見ないで頂きたいと願います。
うちの子も体はもう大きいですが、精神年齢は2歳未満と言われています。
体の大きさとは全く違って、幼いのです。
まわりの人には奇異に思う場面が、成長するには必要な大事な機会なんです。
20年も通って本当に大事な機会、場所になっているはずです。これからもずっと続けて頂きたいと願います。
あなたの発達障害で知的障害の息子を私の子どもと遊ばせないで

(チャーリー)


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