- 発達障害の人が電車や公共交通機関でパニックを起こした場合、周囲の人はどう対処すれば良いですか?
- パニックを起こした際に落ち着くための具体的な方法はありますか?
- 発達障害を持つ家族がパニックを起こした時の対処法を学ぶ方法はありますか?
発達障害の女性が、電車の中でパニックを起こしてしまったときに助けてくれた男性を探しています。
イギリスに住む、アスペルガー症候群の28歳のエイミー・ギルバードは、駅の人混みに圧倒されて、逃げるように電車に向かいました。しかし、パニックを起こしてしまうことが避けられませんでした。
「自分が乗る電車を見つけて、そこに向かいました。
すると、まわりがすべてスローモーションで見えました。
私の発達障害の症状です。
これがはじまると、パニックになってしまいます。
しかし、電車に乗りたくてそのまま向かいました。」
エイミーは電車に乗ることができました。
しかし、電車に乗っても落ち着くことができずに、パニックを起こしてしまいました。
エイミーは息をすることができないように感じ、ただ泣き叫びことしか考えられなかったそうです。
「私は、世界中にあるたくさんの電車の中で、この人が隣に座っていた電車に乗れたことを奇跡に思います。」
カールという大学の講師を名乗る男性が、水を手にエイミーを落ち着かせてくれようと話しかけてくれました。
「彼は、英バーミンガム大学での講義の様子や、発達障害の人に対する対処について学んでいること、娘さんも大学生であることなどを話してくれました。
短編映画も作ったことがあると話していました。
私も作ったことがあるという話をしました。
そうして、私が泣いたりしているのを止めてくれたんです。
私は、どうしてこんな人の隣に座れたのか、信じられない気持ちになりました。」
このカールの助けによって、エイミーは自分を取り戻し、安全な状態になりました。
その後、駅を降りタクシーで帰宅することができました。
「私がパニックになっていた場合、こんなふうにしてくれることは簡単なことではありません。
しかし、カールのような人がいたんです。
私が体験したことを聞けば、発達障害の子をもつ親もうれしく思うかもしれません。」
今、エイミーはあのとき助けてくれたカールを探しています。
あらためて感謝をしたいと考えています。
「多くの人に発達障害について知ってほしいと思っています。
そして、私のような発達障害の人を助けてくれた、カールには大きな感謝を示したいのです。」
(出典・画像:英Leicestershier Live)
パニックになっている子や方は人によっては、怖いとも思うはずです。
よく対応してくださったと思います。
私はうちの子にふつうに接してくれて、うちの子がニコニコしていると、本当にうれしくて感謝の気持ちになります。
困っていた発達障害の方へのあたたかな行動
(チャーリー)
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